...常陸殿とはお気合いの仲でいらっしゃいましたから...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...何時かは爆発しそうな気合いを家中のものが暗黙の間に感ずるようになっていたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...コン吉とポピノがかわるがわるモウ! モウ! と気合いをかけるとナポレオンは何思ったか後肢(あとあし)でそこへ坐り込み...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...気合いでも悪いのか?仙太 ……ウム...
三好十郎 「斬られの仙太」
...今井がオウ! と気合いをかけて一...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...芸力の気合いが寸分の隙間もなく続いて行かねばならぬ...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...血気盛んな利彦氏が渾身の気合いをかけて前進し...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...気合いの烈しさに辟易(へきえき)する大鼓を引き受けている人が居ると聞くに到っては...
夢野久作 「能とは何か」
...老ドクトルが「ハッ」と気合いをかけながら...
夢野久作 「霊感!」
...顎の事を忘れさせた一瞬間にハッと気合いをかけて入れてしまうのです...
夢野久作 「霊感!」
...つんざく気合いと共にぱッと飛び別れ...
吉川英治 「剣難女難」
...「おおッ」と吠えるような気合いと共に...
吉川英治 「剣難女難」
...かれの五体からおそろしい気合いが発した...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「うぬッ」ひとりがすさまじい気合いで...
吉川英治 「神州天馬侠」
...気合い、眼光、いずれも智深に劣る者とは見えない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...このほうが気合いがのるわえ!」お十夜の声! 椎の下からスルスルと延びてくる助広の無気味さ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...渾身(こんしん)から気合いをしぼって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...人形使いたちと語り手の間に非常に緊密な気合いの合致が実現されねばならぬのである...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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