...木村も葉子も不意を打たれて気先(きさき)をくじかれながら...
有島武郎 「或る女」
...それは岡の気先(きさき)をさえ折るに充分なほどの皮肉さだった...
有島武郎 「或る女」
...少し気先きを折られながら奥の間に通つて見ると...
有島武郎 「お末の死」
...思いがけないあらしで気先が弱ったのか...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...気先(きさき)が疎(うと)くて察しられなかった...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...「気先(きさき)あしければ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...気先だけがすぐれぬというているが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...気先を呑まれてぞ見えたりける...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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