...臨機縦横の気働きのない学芸だから...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...自分の気働きを矜(ほこ)ったが...
徳田秋声 「あらくれ」
...何の気働きも機転も利かすことが出来なかった...
徳田秋声 「新世帯」
...金を使う気働きすらないということは...
徳田秋声 「新世帯」
...彼奴(やつ)には気働きというものがちっともありゃしねえ...
徳田秋声 「新世帯」
...気働きのある処置をすること朝の天気はうららかであったので...
羽仁もと子 「女中訓」
...一つはめいめいの気働きの練習のためにもなって楽しみだという気で十分にしてほしいと思います...
羽仁もと子 「女中訓」
...それから臨時の出来事に気働きのある処置をすること...
羽仁もと子 「女中訓」
...気働きのある連中のことをいうのだそうだが...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...乙女は祖母ちゃんのその一生懸命な気働きを感じるのであった...
「小祝の一家」
...活々(いきいき)した気働きのないのは閉口ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もしこの樵夫にせめて松任の餅屋ほどの気働(きばたら)きがあったら...
柳田国男 「山の人生」
...町の女などは気働きのある者で...
柳田国男 「雪国の春」
...一つや二つの気働きぐらいでは...
吉川英治 「新書太閤記」
...まったく要(い)らざることを!烏滸(おこ)な気働きをさせたものじゃ」こう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...彼らしい気働(きばたら)きから...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...茶も来ない」しないでもよい気働きがやたらに出て来て...
吉川英治 「宮本武蔵」
...すなわち昔の人のいう「気働(きばたら)き」を求めていたと思う...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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