...彼女は気位が高いので、なかなか誰とも付き合わない...
...彼の気位が高い態度にはイライラする...
...気位を落として、謝罪するべきだ...
...気位を張らずに、もう少し謙虚になった方がいい...
...気位を害するような発言は避けましょう...
...実際(じっさい)気位(きぐらい)高くふるまっていたこともあった...
伊藤左千夫 「老獣医」
...その軽蔑してゐるものに対して膝を折り曲げるにはあまりに自分に対する気位が高かすぎるのです...
伊藤野枝 「従妹に」
...気位は高く我儘ではあり...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...気位(きぐらい)を高くもって一言も文句を言わなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただ、齢が齢故、病状の進行が遅いし、意地張りで、こんな病気位と、大して気にも止めていないから、大変、青年達は見込み外れをするかも知れないが、それは、今の所、何っちとも云えないであろうと思う...
直木三十五 「死までを語る」
...この建築費の外にスチールサッシュ 一八〇〇円山の崩し賃 七〇〇円昼間電気設備 八〇〇円昼間電気位は来ていると私は思っていた...
直木三十五 「死までを語る」
...僕なども一緒に矢張り気位の高い仲間であった...
夏目漱石 「正岡子規」
...ただお吉は気位が高くて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前は気位が高いから源さんと一処(ひとつ)にならうとは思ふまい...
樋口一葉 「にごりえ」
...モデルのクラブでは、気位いの高い、むずかしいやつだと思われているらしい...
久生十蘭 「あなたも私も」
...ただ気位(きぐらい)のみ高くなりて...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...盗んだ銭じゃないぞと云うような気位(きぐらい)で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...気位(きぐらい)の高いベシイ・コンスタンス・アニイ・マンディ嬢から観(み)れば...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...「気位だけは一端だが...
牧野信一 「塚越の話」
...気位ひで同じやうに反り身になつて美妓に煽がれながら...
牧野信一 「円卓子での話」
...ひじょうに気位(きぐらい)が高かったし...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...気位の高い村長(当時は「村」だったのである)がいた...
山本周五郎 「青べか物語」
...――金を作るには、もっと、面(つら)の皮を厚うして、世間へ実際にぶつかって、嫌な思いも、気位も、捨ててかからにゃあ出来はせん』『そう私も、良人へ申しているのでございますが』『平田氏の性格では出来まいなあ...
吉川英治 「死んだ千鳥」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??