...彼女は気位が高いので、なかなか誰とも付き合わない...
...彼の気位が高い態度にはイライラする...
...気位を落として、謝罪するべきだ...
...気位を張らずに、もう少し謙虚になった方がいい...
...気位を害するような発言は避けましょう...
...だがその女が教育のある気位の高い女だった場合...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...そういう商店はなんとなくお役所のように気位が高いというのか横風(おうふう)だというのか...
寺田寅彦 「二十四年前」
...気位(きぐらい)の高い彼女の性格の現はれの一つでもあつた...
徳田秋聲 「ある夜」
...気位(きぐらい)を高くもって一言も文句を言わなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...天下の直参(じきさん)だという気位はドコかにひらめかないという限りはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまり、知らず識(し)らず、この宿屋全体の主婦であるという実際と、気位を、いつのまにか、事情がお雪に与えてしまったようなものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...この領土をわがもの顔の気位は更に変りないところを以て見れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...ホテルでは気位の高い気むずかしいやつだと思われているらしい...
久生十蘭 「復活祭」
...ただその艱苦(かんく)に当たるのみを以て凡俗を目下に見下すの気位を生ずべし...
福沢諭吉 「日本男子論」
...気位の高い作家のフィリックス氏は宮廷もどきグループを作り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...きみの気位と氷が溶けるまで見届ける...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...あんたはおそろしく気位が高く...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...気位も高いくせに...
吉川英治 「新書太閤記」
...――金を作るには、もっと、面(つら)の皮を厚うして、世間へ実際にぶつかって、嫌な思いも、気位も、捨ててかからにゃあ出来はせん』『そう私も、良人へ申しているのでございますが』『平田氏の性格では出来まいなあ...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...貴族的な高い気位を知らぬ間に眉にも態度にもあらわしていた...
吉川英治 「親鸞」
...それに、柳橋きッての浜中屋の娘というので、気位も高かった...
吉川英治 「松のや露八」
...気位といいましょうか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「猫のほうが気位が高い...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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