...或機関手を或機関車へ乗らせるのは気まぐれな神々の意志によるのである...
芥川龍之介 「機関車を見ながら」
...あたしの気まぐれは今はじまったことじゃない...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...鳶が空で気まぐれな唄をうたつてゐる日でも...
薄田泣菫 「茶話」
...何といふ気まぐれ日和だらう...
種田山頭火 「行乞記」
...もし本当にいつかわれわれの意欲や気まぐれ全部の方式を発見してしまったら...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...奴が気まぐれに呑んでくれたので...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...ただ気まぐれで……...
豊島与志雄 「常識」
...時々遠く山野へ逃げ去ってゆく気まぐれを起す...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...気まぐれな奴だと...
中里介山 「大菩薩峠」
...気まぐれな彼を惹きつけたのでもあったろう...
中島敦 「プウルの傍で」
...さうするとよけい彼(あのひと)は有頂天になるだらうから!そしてこの気まぐれな美女は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ほんのちょいとの間の気まぐれで...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...ほんの気まぐれからそう仰しゃったのではなく...
堀辰雄 「楡の家」
...特に第一巻第二巻に気まぐれに加えられた(b)の部分を指しているようでもある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今日の新町村の名を見てもずいぶん気まぐれな附け方をしたのが多い...
柳田國男 「地名の研究」
...あだかも彼の気まぐれか興味のように遠くから眺めていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...気まぐれな手すさびゆえ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...気まぐれに道くさでもしておるに違いない...
吉川英治 「日本名婦伝」
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