...長吉のヒステリーと僕の気まぐれから出発して...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...気まぐれ山頭火!今日もずゐぶん暑かつた...
種田山頭火 「旅日記」
...花というものは植物の枝に偶然に気まぐれにくっついている紙片や糸くずのようなものでは決してない...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...のんきに書店の棚(たな)を見てあるくうちに時々気まぐれに手を延ばして引っぱりだす書物が偶然にもその人にとって最も必要な本であるというようなことになるのではないか...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...気まぐれにスケッチしたものだと思わせるつもりなのだがね...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...単に子どもが気まぐれに描いたものだと思わせたいというのがあるのでしょう...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...あの気まぐれな我儘娘は...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...気まぐれではなかったのにどうしたことか中止してしまった...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...ここと思うところへ気まぐれに塗りつける...
久生十蘭 「新西遊記」
...さうするとよけい彼(あのひと)は有頂天になるだらうから!そしてこの気まぐれな美女は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...彼のペンは気まぐれに地図の上を...
平林初之輔 「二人の盲人」
...』『こうした気まぐれな想像でやっている話を...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...嘘の・気まぐれの・相手をこね上げ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...想像が色々とこうした気まぐれな働きをするということは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしはむしろ、「彼らは学問を、気まぐれに、おもちゃみたいにいろいろに、取扱った...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...特に第一巻第二巻に気まぐれに加えられた(b)の部分を指しているようでもある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ふとすると思召ししだいの気まぐれをあそばします...
山本周五郎 「新潮記」
...そして天馬空をゆく如きテノールが気まぐれ千万な前打者(フォルシラーク)をいかにやってのけるかを...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
ランダム例文:
吸わせる やはり野に置け蓮華草 上流階級
便利!手書き漢字入力検索