...気まぐれな象(かたち)をつくり出す...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...白い「丸薬(ピル)」一つの気まぐれによって「灰色の石鹸」と「扣鈕(ぼたん)」がさまざまに動き...
谷譲次 「踊る地平線」
...花というものは植物の枝に偶然に気まぐれにくっついている紙片や糸くずのようなものでは決してない...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...自分自身の勝手な気まぐれこそ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...女のそういう気まぐれをあまり気にかけなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...僕は……全く気まぐれなんだが……ユーゴーの詩を読んで聞かしてやった...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...これはすこぶる気まぐれ商売で...
夏目漱石 「中味と形式」
...子ども心の気まぐれにわすれてしまうこともあった...
新美南吉 「花をうめる」
...気まぐれとつむじ曲りとからだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...一夜の気まぐれに弄ばれたのだと頭からきめ込んでしまった...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...一時の気まぐれとして...
火野葦平 「花と龍」
...食べる物も学費も着るものもいっさいがっさいが気まぐれな叔父叔母のめぐみによるものであって...
三好十郎 「ゴッホについて」
...想像が色々とこうした気まぐれな働きをするということは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...単なる気まぐれのお遣(つか)い物を真似ているのではなかった...
柳田国男 「こども風土記」
...群衆は容易に暗示によって左右され、敏感で、単純で、軽信的で、衝動的で、気まぐれで、無責任な性格を持ち、時にはたやすく不寛容、残忍、兇悪な暴徒(モッブ)にもなる...
矢部貞治 「政治学入門」
...それも気まぐれやお義理なんかじゃない...
山本周五郎 「さぶ」
...お豊はほんの気まぐれだったが...
山本周五郎 「花も刀も」
...その夜の気まぐれに基くかのように感ぜられた...
和辻哲郎 「鎖国」
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