...そんなばかげた気まぐれは...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「みにくいアヒルの子」
...気まぐれな象(かたち)をつくり出す...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それはほんの気まぐれな思いつきに過ぎないもので...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...それがどんなに気まぐれな...
薄田泣菫 「草の親しみ」
...いずれは気まぐれでしょうが……」博士は何よりも好きな煙草の脂(やに)で黒くなった歯をちらと見せながら...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...気まぐれな連中の揃いだから...
田中貢太郎 「提灯」
...これと反対にまた世俗に有名ないわゆる大家がたまたま気まぐれに書き散らした途方もない寝言のようなものが...
寺田寅彦 「科学と文学」
...突発的で移り気な少年の気まぐれではなく...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...気まぐれに他出ができるという信頼が...
中里介山 「大菩薩峠」
...気まぐれとつむじ曲りとからだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...もうそういう気まぐれな私には慣れっこになっているので...
堀辰雄 「晩夏」
...(御歌会派(おうたかいは)の気まぐれに作る長歌などは端唄(はうた)にも劣り申候)しかしある人は難じて長歌が『万葉』の模型を離るるあたわざるを笑い申候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...道徳的な気まぐれから...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...アンニイ・マフォットのことを思いうかべ処女の優越感から気まぐれな気持にかられ...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...鋸(のこぎり)の音が気まぐれにそこを飛(と)んでいたのでわかりました...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...そこであなたの気まぐれの範囲をお打明(うちあけ)なさい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...しかしこの気まぐれな結論もまた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また気まぐれに書庫をかき廻していると...
吉川英治 「江戸三国志」
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