...『気の毒な人ですねえ...
石川啄木 「葉書」
...気の毒な父親も頗る世間の人の同情を惹いた...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「薔薇」
...まことに気の毒な場合であった...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...村松はんのをでっか」鑑識子はオズオズと気の毒な容疑者村松検事の顔と...
海野十三 「蠅男」
...兄はまことに気の毒な人だった...
中勘助 「結婚」
...いかに強い先生だって、毒を盛られて、中から五臓六腑(ごぞうろっぷ)を絞(しぼ)られたんではたまりません、ああお気の毒な、あれほどの先生が、こんなことで暗々(やみやみ)と……わたしはお気の毒なのと口惜しいのと怖ろしいのとで、目をつぶってしまいました」「…………」「それでも少したって目をあけて見ると、先生は殺されやしないんです、突かれてもいないのですね、一方は槍をこう構えているのに先生は向うを向いて、やはりよろよろとした足許で歩いているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...そりゃあそうと気の毒なのはこの人だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それはお気の毒な」「机のお家も...
中里介山 「大菩薩峠」
...もし自分の憤りが単にひねくれた邪推にすぎなかつたとしたら本当に気の毒な事をした...
長與善郎 「青銅の基督」
...それより僕はまだ先生に気の毒な事があるんだ...
夏目漱石 「明暗」
...気の毒な事には毛布(けっと)だけが春らしくない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この四五日はお気の毒なくらい萎(しお)れ返っております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気の毒な話があった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...気の毒なことをした...
久生十蘭 「魔都」
...良人の意見に賛成して散々気の毒な老女のぽんち姿を描いて笑い興じた...
宮本百合子 「或る日」
...はた目に気の毒なほど強調して「女こそ女の苦しみがわかるのだから」と演説した...
宮本百合子 「「女らしさ」とは」
...右京どのは気の毒な人だ」――では岩沼へ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...記者諸君は全く気の毒なほど多忙である...
横光利一 「欧洲紀行」
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