...気に入らないことがあると...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...河野家の理想と言うものが根も葉も挙げて気に入らない...
泉鏡花 「婦系図」
...単に外見の上から形が少し気に入らないというので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...何が気に入らないのか事毎に癖の発作を起す...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...もし人民戦線という言葉が気に入らないなら名前は何でもよい...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...彼は自分の気に入らないときに意趣返しとしてその武器を使うばかりでなく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何も当人が気に入らないと云う訳ではないが...
夏目漱石 「それから」
...頼み方が気に入らないと容易に動かなかった...
夏目漱石 「道草」
...――それがまた御隠居様の気に入らないのさ」そんなことを言うお仲の声と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...辷り出しが気に入らないが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何か気に入らないことでもあると...
堀辰雄 「楡の家」
...何が気に入らないか教えて呉れと達が云っても返事もせず...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...気に入らないと云うことを知って...
宮本百合子 「傾く日」
...私に何か気に入らないところがありまして?」「いや...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...おまけに舶来の絹巻線(きぬまきせん)が気に入らないと云って...
夢野久作 「難船小僧」
...そんなに制帽が気に入らないのなら...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...気に入ったかね僕の部屋は……尤(もっと)も気に入らないたって...
夢野久作 「焦点を合せる」
...気に入らない顔つきをして...
吉川英治 「三国志」
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