...それが乃公の気に入っていたわけだが...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...中味よりも罐が気に入って...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...それで村人達は『どんなにあの奥様が気に入っていたのだろうな』とばかり噂していた...
小泉八雲 田部隆次訳 「おかめのはなし」
...そうしたらわたしもあいだをとりなして巧くまとめてみせるけれどもとそういいますので自分にはさだまったかんがえもござりませなんだのでそれほど姉さんが気に入っているのだったら悪いはずはありますまい...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...サモイレンコにはさっぱりわからぬながらも気に入っていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...これがそんなにあなたに気に入って?」お宮は乳のまわりを見廻(みまわ)しながらそういって...
近松秋江 「うつり香」
...此家も今宵限りなりと思へば流石になつかし」先生にはこの西片町の家が気に入っていたので...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...気に入ってやろうと思って仕出(しで)かす芸術は大抵駄目なようだ...
夏目漱石 「坑夫」
...ガリバーはこの穏やかな理性の国がすっかり気に入ってしまいます...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...そしてあざらしが大層気に入って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...不折が描くところ面白いでしょう? 私は気に入って居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...新館の方はもっと帝国ホテル流で私は気に入って居りません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...花もお気に入ってうれしいと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その上へ日頃気に入っているが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...うちの皆も全然気に入っているんです...
三好十郎 「好日」
...清洲の若殿輩にはそれが気に入って...
吉川英治 「新書太閤記」
...すっかり気に入ってしまったらしい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...弟さんがすっかり気に入ってしまったのよ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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