...王女に気づかれないように...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...そしていろいろな気づかれが重なったせいであった...
海野十三 「海底都市」
...おとなが尾行すればすぐ気づかれますが...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...しかし全く気づかれなくても困るから...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...誰にも気づかれないですむという計算なのだ...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...お母さんにでも気づかれたのではないか...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...男は神々に気づかれぬように...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...なぜ彼は半分ほど消した腕の入れ墨に気づかれて...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...人殺しの男に気づかれないように...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人に気づかれないものだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...気づかれずにぬけだすなどは...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...今夜何処へ泊ったものやらまだ目あてのない旅行者で自分があることに誰からも気づかれまいと思って……...
堀辰雄 「旅の絵」
...私たちにはっきりと気づかれずにいる何かが起りつつあるのだ...
堀辰雄 「菜穂子」
...僕は彼等に気づかれぬ間に外へ逃げ出した...
牧野信一 「喧嘩咄」
...自分であることを気づかれないようにして去ろうと源氏は思ったのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかしやがて妻に気づかれ...
山本周五郎 「雨あがる」
...「気づかれてはならんぞ」――すぐ手配を致します...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...峰つづきの寺へ、信長の忌日と、亡父(ちち)光秀の命日には、必ず参詣を欠かさなかったが、被衣(かつぎ)をかぶって出ても、駕(かご)に潜んで行っても、山家(やまが)にない美しさに、すぐ気づかれて、「光秀の娘じゃ」「逆賊の娘が、あのように美しい」と、ぞろぞろ従(つ)いて来たり、指さしたり、果ては、小石を投げられたりした...
吉川英治 「日本名婦伝」
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