...糸は錘で巻かれる気づかいはないから...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...相手にさとられる気づかいはありません...
江戸川乱歩 「大金塊」
...姉ちゃんちゅうもんある方が外の男に取られる気づかいない思て...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...それが違ったところで百貨店の損益にも電力会社の経営にも格別重大な影響を及ぼす気づかいはないであろう...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...その魔法的な鏡の中に自分の姿をふたたび見出しはすまいかと気づかいながらも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こっちへ来る気づかいはありません」と言ったのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひとに洩らす気づかいはない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...お気づかいなく」風が出て空が晴れ...
久生十蘭 「肌色の月」
...感情つまり自分自身に対する気づかいに関する場合とに区別する必要がある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...どうかお気づかいなさらないで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...富士山の行者の起りより古い気づかいはない...
柳田國男 「地名の研究」
...承知する気づかいは無いのだから...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...わかる気づかいは毛頭ない...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...彼等に渡す気づかいはございませんが...
吉川英治 「黒田如水」
...「お気づかい遊ばすな」と...
吉川英治 「三国志」
...お気づかいなものではございません」「遺漏(いろう)はあるまいが...
吉川英治 「新書太閤記」
...お気づかいなく」と元気よく返辞した...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...お身装(みなり)など気づかいなく...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??