...糸は錘で巻かれる気づかいはないから...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...今はお話したって誰に迷惑のかかる気づかいもありません...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「麻酔剤」
...その点では私の健康を気づかい...
谷崎潤一郎 「鍵」
...姉ちゃんちゅうもんある方が外の男に取られる気づかいない思て...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...自然科学者の「真の歴史的人間の情意・信念」の「満足」が不可能だという結論を惹き出すことは出来る気づかいはない...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...いっしょに気づかい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...使いの安否を気づかいつつあろう青年伴田氏の...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...畝(うね)を踏み荒される気づかいもあるからであった...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...もしや……と胸を轟(とどろ)かしながら……母親を気づかいながら……...
夢野久作 「継子」
...そんなもんだが」「とすれば――めッたに人目にかかる気づかいのないこの御堂の縁の下――おまけに...
吉川英治 「江戸三国志」
...流れて場所の変る気づかいはございません』『餅網とは...
吉川英治 「魚紋」
...「お気づかい遊ばすな」と...
吉川英治 「三国志」
...お気づかいあるなとも申せ……」「は...
吉川英治 「私本太平記」
...「お気づかいなされますな...
吉川英治 「私本太平記」
...逃(に)げる気づかいはちっともないが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...その気づかいというものは並たいていな侍女(こしもと)のよくすることではなかった...
吉川英治 「親鸞」
...忘れる気づかいはない――と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...先方があれを見落す気づかいはあるまい――と安心していた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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