...あんなに気だてが優しくなり...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...性質やとか気だてやとか...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...あの人は優しく気だてもよくて...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...気だての優しい人にちがいない...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...気だてもよしとの仰せなれば...
山本周五郎 「日本婦道記」
...袋物屋の主人の世話だそうだが」「そいつはわかってる」「縹緻(きりょう)もいいし気だてもやさしい...
山本周五郎 「ひとでなし」
...気だてはやさしいし...
山本周五郎 「風流太平記」
...ありふれた世間の女とは」「どうちがう」「気だても……」いいかける弟へ...
吉川英治 「大岡越前」
...女房の金蓮もほんに気だてのいい女でね」「そりゃお仕合わせだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...気だてのおもしろい五十ばかりの沙門(しゃもん)が出て来るのだった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...それがかえって悪かったので、あらぬ噂を立てられたのでございますが、気だてこそ、そんな可愛い所のある人でも、顔はおどけているし、背は四尺ぐらいしかない片輪者、なんでわたくしが不義などいたしましょう」「およそわかった...
吉川英治 「親鸞」
...弟弟子(でし)の和介は気だてのやさしい男だった...
吉川英治 「親鸞」
...気だての良さ、お千賀の美しさ...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...馬も野馬は気だてがよい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...どうする」「え?」「日名倉(ひなぐら)の山牢にとらわれているおぬしの姉――お吟(ぎん)どのはどうする気かな?」「…………」「あの気だてのよい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...気だてがまるでちがうが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...他(ほか)に行く所もないのではございますまいか」「そう思い遣りを懸けたひには限りがない」「心だての好いものと――祖父様(おじいさま)も仰せられていたそうで」「気だてが悪いとは申さぬが――何せい若い男ばかりが多いこの邸に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...」「そりゃまあそんなものだけど、じゃ一体あなたは、あのマーシェンカのどこが悪いと仰しゃるの?――あの子は現にあなたも仰しゃる通りの、頭のいい、気だての立派な、親切で実意のある娘さんじゃありませんか...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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