...気だてが変わっているようで...
芥川龍之介 「偸盗」
...「この子は、かわいらしくは見えませんが、でも気だては、たいへんよいのでございます...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「みにくいアヒルの子」
...ネロは、格好もよくて、なかなか美男子だからな」「それに、気だてもいいし、人を裏切らない子ですよ」松の板の絵をうれしそうにながめながらアロアのお母さんは答えました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...職人たちのなかに定さんは気だてのやさしい人で...
中勘助 「銀の匙」
...「気だてさへよければ伜の嫁にしたいのだが」老婆はむきつけてそんなことを娘に打明けるのだつた...
原民喜 「小さな村」
...いい気だてを持っている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ひどく気だての優しい女であったが...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...けれど気だてのすなおなシンデレラは...
水谷まさる 「シンデレラ」
...もともとやさしい気だてのシンデレラは...
水谷まさる 「シンデレラ」
...気だても素直(すなお)だから...
宮島資夫 「清造と沼」
...昔風なところはあるが気だてのよい後見役ができるであろうとこんなことを思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...近くにいる人も気だての優しい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...袋物屋の主人の世話だそうだが」「そいつはわかってる」「縹緻(きりょう)もいいし気だてもやさしい...
山本周五郎 「ひとでなし」
...温和(おとな)しい気だてのやさしいこでございました...
山本周五郎 「夕靄の中」
...女房の金蓮もほんに気だてのいい女でね」「そりゃお仕合わせだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それがかえって悪かったので、あらぬ噂を立てられたのでございますが、気だてこそ、そんな可愛い所のある人でも、顔はおどけているし、背は四尺ぐらいしかない片輪者、なんでわたくしが不義などいたしましょう」「およそわかった...
吉川英治 「親鸞」
...気だてはどうか)と...
吉川英治 「源頼朝」
...気だても姉とは正反対に内気にみえる...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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