...ぎすぎすしたきつさがなく態度も気さくで...
武田麟太郎 「一の酉」
...気さくでへうきんなところもあり...
太宰治 「右大臣実朝」
...気さくな将軍様だった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ガラッ八の野郎が来たら石原の兄哥(あにき)の家へ来るようにって言っておくれ」平次は気さくに立ち上がりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とにかく行ってみるとしようか」平次は気さくに言って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気さくな梓さんのこの変りようがキャラコさんを驚かした...
久生十蘭 「キャラコさん」
...気さくで太っ腹な...
久生十蘭 「キャラコさん」
...気さくな奥さんの上手な洒落(しゃれ)に打ち興じ...
火野葦平 「糞尿譚」
...これまでは、彦太郎が市役所に行く度に、衛生課長の杉山氏をとらえ、煮えたとも焼けたともつかぬ愚痴をならべるばかりで、しまいには喧嘩別れみたいになるのが落ちで、さっぱり埒(らち)があかず、赤瀬春吉も、民政党の奴どもが反対しているのだから、一遍正式に願書を拵らえて一般の輿論に訴えてみるがよい、などとは云うものの、その願書を作るのを面倒くさがっていたのだが、気さくな阿部は、小森から色々と実情を訊きただし、赤瀬からも意見を聴取して、早速歎願書を作製してくれた...
火野葦平 「糞尿譚」
...と気さくに相手の肩をぽんと打つ...
北條民雄 「道化芝居」
...連中は連中なりに気さくですが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
......
槇村浩 「長詩」
...気さくに優しく、持前の少しこもったような声で話し、いささかものうげな、時々は光を失いかけるようなまなざしと――なおその眼頭(めがしら)は、細い鼻根の両側で、深い陰に蔽われている――それから唇の輪郭が、きわめて鋭くくっきりしているせいか、蒼白いくせに輝いて見える美しい大きな口とで、ほほえむのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...ほんとは気さくで...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...何でも気さくに答えた...
吉川英治 「黒田如水」
...信長は気さくが好きだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...気さくな尼は、留守を小鳥の音にまかせて近所へでも出かけたのであろうか...
吉川英治 「新書太閤記」
...そういうことにかけて、半町人肌の叔父は、気さくで、親切で、苦労人だった...
吉川英治 「松のや露八」
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