...またこんな明るい気さくな一面があつたのでございます...
太宰治 「右大臣実朝」
...気さくに能く三味線を弾いた...
徳田秋聲 「草いきれ」
...ガラッ八の野郎が来たら石原の兄哥(あにき)の家へ来るようにって言っておくれ」平次は気さくに立ち上がりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気さくな平次は、すぐ駄菓子屋へ飛んで行きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次殿」大垣伊右衛門は江戸者らしい気さくな調子で平次を顧みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無論アンポンタンの生れた家のことで、藤木さんは此処(ここ)へくると、気さくで皮肉で、小心な正直ものだった...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...気さくなたちだから...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...自分の気さくなところを見せるのが礼儀だとでも思ったのか...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...気さくに何もかも話してくれた...
平林初之輔 「私はかうして死んだ!」
...西条といふ金持――金貸しか?――気さくないゝ男...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...伯爵夫人が気さくな笑顔で仲間にはいると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...背の高い、色白の、気さくな男で、ウォルターズという名前です」不動産屋が認めた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...親友並の気さくな挨拶をした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...江戸もん同士がひどく気さくで...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...「気さくないい人ですね...
室生犀星 「童子」
...(b)緊張をといて気さくに人々に接するということは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やがて気さくに女中たちへ話しかけながら茶の間へ入ってきた...
矢田津世子 「父」
...連れて来てやる」三気さくな叔父に...
吉川英治 「松のや露八」
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