...母親は気が長いから、子どもたちのわがままにも耐えられる...
...あんなに騒いでも、彼女の気が長いことには驚いた...
...長距離運転するなら、気が長いことが大切だ...
...主は気が長いで、大方何じゃろうぞいの、地蔵様開眼(かいげん)が済んでから、杖(つえ)を突張(つッぱ)って参らしゃます心じゃろが、お互に年紀じゃぞや...
泉鏡花 「悪獣篇」
...幸子は万事上方(かみがた)式に気が長い方なので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何しろ田舎の年寄たちは気が長いので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何でああ気が長いのんか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...白雲先生も今日はまたイヤに気が長い...
中里介山 「大菩薩峠」
...気が長いといえば...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...どうにかなるもんだ」「随分気が長いね...
夏目漱石 「二百十日」
...どうにもならないよ八」「兵糧攻めという術(て)がありますよ」「気が長いな」「それじゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...したがって陰嚢の垂れた人は気が長いという...
南方熊楠 「十二支考」
...……妙な性分であっしは気が長い時にゃヤタラに長いんですが...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...「なかなか此処(ここ)の連中(れんぢゆう)は気が長いから溜らないね...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...気が長いな」「何の...
吉川英治 「三国志」
...捕まえた餌物(えもの)をむしろ嬲(なぶ)るかのように気が長いのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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