...農本思想には治者が大御宝を、または民草を、大切にして皇化に浴せしめる、といふ気分が自づからにじみ出てゐる...
石川三四郎 「農本主義と土民思想」
......
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...民草の葉や茎や根の受ける動揺は非常に違うのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ありとある民草をその後(あと)につき従えぬ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一億民草の康寧(こうねい)と...
蜷川新 「天皇」
...御代萬歳と聲も高く壽ぎ奉りし民草の誠の末も...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...とよろこんだ日本の民草は...
宮本百合子 「菊人形」
...――大和島根の民草の(ヨイショッ!)ここに男児と生れなば花の吹雪の下蔭に(ヨイショッ!)大君の為われ死なん――(その歌と踊りが...
三好十郎 「斬られの仙太」
...――大和島根の民草の(ヨイショッ)ここに男児と生れなば花の吹雪の下蔭に(ヨイショッ)大君の為われ死なん――その歌と踊りが...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...我民草の惨害を見て...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...……どうか億生(おくしょう)の民草のために...
吉川英治 「三国志」
...沿道の民草のあいだを...
吉川英治 「私本太平記」
...君(きみ)は民草(たみくさ)の塗炭(とたん)にお心さえ休(やす)まったことがない...
吉川英治 「神州天馬侠」
...これでは民草(たみくさ)も枯(か)れるわけである...
吉川英治 「神州天馬侠」
...民草の家の一戸一戸のうちに...
吉川英治 「新書太閤記」
...記録もされぬ無名の民草の奉仕にいたっては...
吉川英治 「新書太閤記」
...この民草の中から出た一民である...
吉川英治 「新書太閤記」
...蔵六のことばを民草のしおらしい真心と聞いたか...
吉川英治 「日本名婦伝」
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