...「たぬきの舞踊」の詩には現代の若い都人士などには想像することさえ困難であろうと思われるような古い古い「民族的記憶」といったようなものが含まれているような気がする...
寺田寅彦 「自由画稿」
...グリムやアンデルセンは北欧民族の「民族的記憶」のなごりを惜しんで...
寺田寅彦 「自由画稿」
...日本人のそれのように濃厚に圧縮されたそうして全国民に共通で固有な民族的記憶でいろどられたものではおそらくあり得ないであろうと思われる...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...われわれ祖先以来のあらゆるわびしくさびしい生活の民族的記憶がよびさまされて来る...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...ただ「冬夜の田園詩」に民族的記憶の名残を止めた「キータヤーマ・ヤーケタ」の北山だけが...
中谷宇吉郎 「寅彦の遺跡」
...民族的記憶とでもいうようなものではなかろうかといっておられた...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...こういう民族的記憶による特殊の情緒が...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...「グリムやアンデルゼンは北欧民族の「民族的記憶」の名残を惜しんで...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...ある意味ではやはり吾らの祖先の民族的記憶を探ろうとする試みの一つであることを知って...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...人類の――あるいはそれ以前の種族の――民族的記憶は長期に亘っており...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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