...毛頭考えていないわけじゃない...
...毛頭許さない!...
...そんなことが起こるはずが毛頭ない...
...彼女は毛頭理解できなかったようだ...
...毛頭忘れるな!...
...私は自分の文章が名文であるなどとは毛頭思ふては居ないが...
丘浅次郎 「落第と退校」
...死ぬのが恐ろしかったりあわよくば逃亡しようなぞと考えていたからでは毛頭もない...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...いったい自分は法科などへはいってこんな俗吏になろうと云うような考えは毛頭なかった...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...勿論今日の文学なるものは実質に於て文芸自身を指すものであって、毛頭、文献学や何かを指すのではない...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...彼の旅館を訪ねる気は毛頭なかった...
夏目漱石 「門」
...後味の悪いものを書く気は毛頭ない...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...この家を出て行く氣などは毛頭ないばかりでなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...到底風を切つて雲に泳ぐほどの凧を作る自信は毛頭も持てぬのである...
牧野信一 「山峡の凧」
...小門から出入する気などは毛頭起さず...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...それかといって今更のように叔父を憐れむ気には毛頭なれない私であった...
夢野久作 「鉄鎚」
...神信心の律義者という評判に間違いないらしい」「それは毛頭間違いない...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...そうした事実を私等は毛頭疑わなかった...
夢野久作 「少女地獄」
...支那婦人らしい物ごしは毛頭感じなかった...
夢野久作 「暗黒公使」
...わかる気づかいは毛頭ない...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...お嬢様」「嘘をおいい! お前は次郎なんか死んでも帰らなくってもいいものだと思っているのにちがいない」「毛頭そんな考えではござらん...
吉川英治 「江戸三国志」
...――毛頭異存などはございません...
吉川英治 「新書太閤記」
...お寺や祭壇を否定する気は毛頭ない...
吉川英治 「随筆 新平家」
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