...毛頭考えていないわけじゃない...
...毛頭許さない!...
...そんなことが起こるはずが毛頭ない...
...彼女は毛頭理解できなかったようだ...
...毛頭忘れるな!...
...毛頭(もうとう)ない...
芥川龍之介 「忠義」
...毛頭秋らしいうそ寒さを覚えさせるやうな事はないのである...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...この娘(こ)としてはそうした方便(ほうべん)の必要(ひつよう)は毛頭(もうとう)なく...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...毛頭(もうとう)差支(さしつかえ)なしとてその挨拶(あいさつ)甚(はなは)だ淡泊(たんぱく)なりしという...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...勿論今日の文学なるものは実質に於て文芸自身を指すものであって、毛頭、文献学や何かを指すのではない...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...それを隠し置きまするような覚えは毛頭(もうとう)ござりませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかもM氏は欺されたとは毛頭考えずに...
中島敦 「狼疾記」
...ましてや道楽のために学問をするなどという考は毛頭(もうとう)起る理由がない...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...もっともどの事件も他殺の疑いなどは毛頭なくたんなる過失として扱われたのだから...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...この私が自殺する?――そんな心配は毛頭ありませんから...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...初めから自分には毛頭なかつたのだといふ気がしました...
牧野信一 「愚かな朝の話」
...毛頭(もうとう)その事実に偽(いつわ)りはない...
牧野富太郎 「植物知識」
...しかしながら私は、種々なる国がしばしば同じ時期に穀物が豊富であったり不足したりするという事情は、価格の安定という可能性を妨げるに違いないにかかわらず、穀物条令の廃止または改訂に対する決定的反対理由であると云おうというつもりは、毛頭ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...どこから出て来たなどと云う見極めのつく考えなんか毛頭なく...
水上滝太郎 「九月一日」
...不義を致しましたおぼえは毛頭御座いませぬ……けれども...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...お前様は知らぬと仰っしゃるか」「毛頭...
吉川英治 「剣難女難」
...まいちどその方どもに諮(はか)ってみるわけじゃが」「ご心配はございますまい」「ないか」「毛頭(もうとう)」拝郷五左衛門は云った...
吉川英治 「新書太閤記」
...応じる気には毛頭なれないのだ...
吉川英治 「日本名婦伝」
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