...毛頭考えていないわけじゃない...
...毛頭許さない!...
...そんなことが起こるはずが毛頭ない...
...彼女は毛頭理解できなかったようだ...
...毛頭忘れるな!...
...私には彼女等にふざけてかかろうというような意志は毛頭無かったのであるが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...可憐なる小動物を虐待する気分は毛頭ないのですが...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...その御機嫌を損ずる気は毛頭(もうとう)なかったのである...
海野十三 「雷」
...それに毛頭疑いはない...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...しかし妻を責める気持は今は毛頭もない...
外村繁 「澪標」
...ただ聞いた通りを繰り返すよりほかに毛頭の野心はないのである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ましてや道樂の爲に學問をするなどゝ云ふ考は毛頭起る理由が無い...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...自分の心に尋(たず)ねて人に無礼を加うる念が毛頭(もうとう)なければ...
新渡戸稲造 「自警録」
...それも賭博(ばくち)の元手なんぞにする氣は毛頭ありやしません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかし、心の中では、笑いをこらえていたのであって、助広を間男成敗に使う気持は、毛頭なかった...
火野葦平 「花と龍」
...且(かつ)つその握(にぎっ)た珠を竜宮へ返(か)えそうなんと云う念は毛頭(もうとう)ない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...初めから自分には毛頭なかつたのだといふ気がしました...
牧野信一 「愚かな朝の話」
...日本の侵略戰爭をベンゴしようなどとは僕は毛頭思つていません...
三好十郎 「肌の匂い」
...むろんこっちでも恩を仇(あだ)で返す了簡(りょうけん)なんか毛頭無いんだが……とにもかくにも吾輩の博士製造業……往来の犬生かし事業は...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...そんな機会を利して他を失脚させようなどという気は毛頭持っていなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...毛頭(もうとう)悔いはないが...
吉川英治 「新書太閤記」
...「庶民を泣かす気などは毛頭ない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...毛頭彼の覚えにあることではなかった...
吉川英治 「松のや露八」
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