...髪の毛を抜くために毛抜きを使います...
...毛抜きがない場合、手で毛を抜くこともできます...
...毛抜きで顔の産毛を抜いたら、肌がツルツルになりました...
...毛抜きでうっかりおでこの毛を抜いてしまった...
...毛抜きで足の毛を抜くのは痛いけど、すべすべになるからやめられない...
...毛抜きで抜くように取り立てられたのであった...
徳田秋声 「縮図」
...中幕の「毛抜」がすんで...
徳田秋声 「のらもの」
...五翌日(あくるひ)の朝種彦は独り下座敷(したざしき)なる竹の濡縁(ぬれえん)に出て顔を洗い食事を済ました後(のち)さえ何を考えるともなく折々毛抜(けぬき)で頤鬚(あごひげ)を抜きながら...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...なお、その道の者にお見せ申しましたならば、彫(ほ)りが後藤だとか、毛唐だとか、縁頭(ふちがしら)が何で、鳶頭(とびがしら)がどうしたとか、目ぬきがどうで、毛抜がこうと、やかましい能書(のうがき)ものなんでございましょうが、何をいうにも三下奴、そんなことは申し上げられません...
中里介山 「大菩薩峠」
...時々呑気(のんき)そうに袂(たもと)から毛抜(けぬき)などを出して根気よく鼻毛を抜いていた...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...毛抜だのが雑然と現われた...
夏目漱石 「明暗」
...料理人に命じて秋刀魚の細い骨を毛抜(けぬき)で一本一本抜(ぬ)かして...
夏目漱石 「私の個人主義」
...一本の毛抜でいくらでも額は広げられますわねえ」「…………」「眉は植毛手術でどんな形にでも変えられることを御存じでしょう...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...中でもおもだったのは毛抜(けぬき)の音(おと)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...伏鐘の三羽烏といわれる毛抜の音...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ただ鮫皮を張った柄に毛抜の飾りのついた蒔絵(まきえ)づくりの太刀...
山川方夫 「菊」
...盗んだ金の罪科は毛抜けの塔の二重三重...
吉井勇 「或る日の小せん」
...毛抜き執事の高(こう)ノ師直(もろなお)は...
吉川英治 「私本太平記」
...ふところから毛抜きをとり出し...
吉川英治 「私本太平記」
...毛抜きと共に抜いた大きな奥歯をくるんだ物も膝へ落した...
吉川英治 「私本太平記」
...策を以てすれば」「どういう策をな?」「ここに手頃な毛抜きがありまする...
吉川英治 「私本太平記」
...我慢おし」「どこだ」「肴店(さかなだな)の毛抜き鮨(ずし)」「この蛸侍(たこざむらい)を鮨だねに...
吉川英治 「松のや露八」
...毛抜きで抜いていた...
吉川英治 「松のや露八」
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