...髪の毛を抜くために毛抜きを使います...
...毛抜きがない場合、手で毛を抜くこともできます...
...毛抜きで顔の産毛を抜いたら、肌がツルツルになりました...
...毛抜きでうっかりおでこの毛を抜いてしまった...
...毛抜きで足の毛を抜くのは痛いけど、すべすべになるからやめられない...
...毛抜きで抜くように取り立てられたのであった...
徳田秋声 「縮図」
...中幕の「毛抜」がすんで...
徳田秋声 「のらもの」
...二十六大作は縁側へ出、庭に向って、毛抜きで、頤髭(あごひげ)を抜いていた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...五翌日(あくるひ)の朝種彦は独り下座敷(したざしき)なる竹の濡縁(ぬれえん)に出て顔を洗い食事を済ました後(のち)さえ何を考えるともなく折々毛抜(けぬき)で頤鬚(あごひげ)を抜きながら...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...なお、その道の者にお見せ申しましたならば、彫(ほ)りが後藤だとか、毛唐だとか、縁頭(ふちがしら)が何で、鳶頭(とびがしら)がどうしたとか、目ぬきがどうで、毛抜がこうと、やかましい能書(のうがき)ものなんでございましょうが、何をいうにも三下奴、そんなことは申し上げられません...
中里介山 「大菩薩峠」
...毛抜は下へ弾(は)ね返り...
夏目漱石 「二百十日」
...料理人に命じて秋刀魚の細い骨を毛抜(けぬき)で一本一本抜(ぬ)かして...
夏目漱石 「私の個人主義」
...一本の毛抜でいくらでも額は広げられますわねえ」「…………」「眉は植毛手術でどんな形にでも変えられることを御存じでしょう...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...相撲取などが懐から毛抜入れを取出し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ただ鮫皮を張った柄に毛抜の飾りのついた蒔絵(まきえ)づくりの太刀...
山川方夫 「菊」
...退紅の狩衣、縹色の袴、毛抜形の太刀、靴、それに縁のついていない烏帽子などは、すでに女が手をまわして部屋にそろえていた...
山川方夫 「菊」
...ふところから毛抜きをとり出し...
吉川英治 「私本太平記」
...殿も毛抜きをお用いなされませ」「わしの病む歯は...
吉川英治 「私本太平記」
...ふたりの小姓に毛抜きで小鬢(こびん)の白髪や耳の毛を抜かせていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...気長に毛抜で髯(ひげ)を抜いていたそうである...
吉川英治 「茶漬三略」
...我慢おし」「どこだ」「肴店(さかなだな)の毛抜き鮨(ずし)」「この蛸侍(たこざむらい)を鮨だねに...
吉川英治 「松のや露八」
...お唄いよ」あのまま借りている毛抜き鮨(ずし)の二階へ...
吉川英治 「松のや露八」
...毛抜き鮨(ずし)の二階では...
吉川英治 「松のや露八」
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