...他に比類なき知力とを有する程度までに到着した次第であって...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...邪悪な敵意が伯爵の比類なき勲功に向かって湧きたたせた暗雲を一掃された...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...朝鮮でも比類なき最上の滋味とするいわれになるほどと肯いた...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...そのグローコス比類なき*ベレロポンテース産みなせり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...比類なき巨大の響き湧き起り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...今や世界に比類なき 皇太后陛下の御仁慈...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...彼は比類なきギリシア狂で...
野上豊一郎 「パルテノン」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...周章比類なきものなり」と記している...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...)さて、この比類なき、栄ある帝国の現行法によれば、一旦戸籍簿に登録された農奴は、たとえこの世を去っても、次ぎの人口調査が行われるまでは矢張り生存者なみに取扱われるが、これは官庁に、無益なつまらない調査事項をあまり過大に負担せしめないためと、事務の煩雑を避けんがために他ならない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...積怨(せきえん)の余情溢れて終(つい)に惨酷(ざんこく)比類なき仏国(ふっこく)革命の際の如く...
福田英子 「妾の半生涯」
...ますます比類なきものとした...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...天下に比類なき所ならずや...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...落首の中に「比類なき名をば雲井に揚げおきつやごゑを掛けて追腹(おひばら)を切る」と云うのがあった...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...その幾何学の精神に関する小論文の中でincomparable auteur de l’art de confrer(比類なき議論術の著者)といって彼をほめている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これこそは真に日本のみが果し得た比類なき民画だからである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...秀吉を支持する諸雄のいかに緊密にして勇武比類なきかをである...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここ数日の比類なき速さと獅子奮迅の活躍の後...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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