...かくせば比類なき好文字(かうもんじ)を得べし...
芥川龍之介 「骨董羹」
...芸術税というは世界に比類なき珍税として公衆の興味を湧かすに足りる...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...世に比類なき極重悪人である...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...比類なき観察者の感想が...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そのグローコス比類なき*ベレロポンテース産みなせり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...今年の元日は比類なき好天気のうちに送り迎えをすませて早寝をした...
中里介山 「百姓弥之助の話」
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仁科芳雄 「日本再建と科學」
...建築家イクティノスとカリクラテスと彫刻家プイディアスの比類なき技術の三部合奏ともいうべきパルテノン...
野上豊一郎 「パルテノン」
...彼は比類なきギリシア狂で...
野上豊一郎 「パルテノン」
...周章比類なきものなり」と記している...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...国を愛する詩人たちによって「緑なるバンバ」と呼ばれていたアイルランドじゅうに比類なき勇士であったアルトニヤ人の...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...これこそは真に日本のみが果し得た比類なき民画だからである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...比類なき戦績をあげた...
吉川英治 「三国志」
...比類なき英君なりとあがめておる...
吉川英治 「私本太平記」
...太郎信勝は、よほど美しかったとみえ、武田一門の死を誌(しる)すに少しの同情もない「信長公記」の筆者すら、御年十六歳、さすが歴々の事なれば、容顔(かんばせ)麗(うる)はしく、肌(はだへ)は白雪(はくせつ)に似たり、潔(きよ)さ、余人に優れ、家の名を惜み、父の最期まで心に懸け、比類なきの働き、感ぜぬはなかりけりと、極力、そのきれいな死(し)に際(ぎわ)をほめ称(たた)えている...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉を支持する諸雄のいかに緊密にして勇武比類なきかをである...
吉川英治 「新書太閤記」
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H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...ここ数日の比類なき速さと獅子奮迅の活躍の後...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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