...故に前者に比すれば後者は寧ろより多く「人生のための藝術」である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...『われら三人を川に比すれば...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...東岸に比すれば水淺し...
大町桂月 「十和田湖」
...小畑加藤をこの友に比す...
田山花袋 「田舎教師」
...エヂユケーシヨン)』などに比するには...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...即ち千八百五十九年に死するに比す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...何ものを以(もっ)てするも比すべきものがなかった...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...外国乃至世界の文化事情と対比するのでなければ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...その肥沃(ひよく)さにおいては都市の残滓(ざんさい)に比すべくもない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...開戦当初の東条首相にも比すべきものであった...
中谷宇吉郎 「長岡と寺田」
...在来の観測所に比すれば...
野中到 「寒中滞岳記」
...西洋諸国の有様に比すれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...又英國は其富裕の割合にして他の諸國に比すれば帝室費の少なきものなれども...
福沢諭吉 「帝室論」
...)然るに世に此地をして荒鴻〔誕ヵ〕に比する事如何にも餘りにしとやいわん...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...上述のごとき西方諸国の著しいものに比すれば...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...私はルテルを以て自ら比するものでは無い...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...太陽がマエオティスの沼の彼方に出でてより誰ひとり我がいさおしに比すべきいさおしをたてたるものなし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...濤韻と対比すべき或るものを含んでいることを...
夢野久作 「「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能」
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