...彼は毒婦に引っかかって大変な目に遭った...
...毒婦と呼ばれる女性は社会的に非難される傾向がある...
...彼女は毒婦として有名で、地域社会から疎まれてしまった...
...毒婦のような女性には近づかないように注意するべきだ...
...我々は毒婦の被害者たちを支援するためのキャンペーンを実施中です...
...毒婦の室に入つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「待て! 毒婦! 貴様はおれを気ちがいにしてしまう気か...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...八犬伝の「船虫」という毒婦の話は...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...「高橋(たかはし)お伝(でん)」や「夜嵐(よあらし)お絹(きぬ)」のやうな流行の毒婦伝もある...
永井荷風 「虫干」
...毒婦は如何なる彼の著作にも世話物と云へば必ず現はれて来る重要なる人物である...
永井荷風 「虫干」
...時のハズミが女を賢婦人にしたり毒婦にしたりする例(ためし)が多い」「それも一理はあるようじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...名題の毒婦とわかりましたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ざんぎり何とかというような毒婦ものでもひもといたらきっとこういう寄席のしじまは挿絵に見られる)から...
正岡容 「寄席行燈」
...世の中に売僧(まいす)も毒婦もありゃあしねえわサ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...死にたくても死ねないようにして差し上げるって申しましたこと……おわかりになりまして?……」「……ド……毒婦ッ……」青年はいつの間にか上唇を噛み破っていた...
夢野久作 「女坑主」
...稀代の大悪党と大毒婦の腕比べのあらわれかも知れないという疑いを十分に持っていたのであった...
夢野久作 「暗黒公使」
...毒婦とか色魔とか悪党とか又は横着政治家(政治家でいて横着でないものはあまりありますまいが...
夢野久作 「鼻の表現」
...毒婦、色魔、悪党――悪魔式鼻の表現(四)敵は本能寺にあり、相手の生血を吸い取り得れば――相手を丸裸になし得れば――又はどこかに売りこかし得れば、あとは野となれ山となれ――泣こうが喚(わ)めこうが発狂しようが、どこを風が吹くという鼻の表現で取り付く島もなくふり捨ててしまうのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...妾が……毒婦ですって……」「毒婦だ毒婦だ……貴様は俺の伯父を唆(そその)かして...
夢野久作 「冥土行進曲」
...○われは思ひき、毒婦ならまし...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...おゆるし下さいまし……この通りでござります」毒婦の機転は...
吉川英治 「剣難女難」
...毒婦のように妖美であった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「一たいどうしようっていうんだ、毒婦め?」と、やっとの思いで口を切ったが、肘かけ椅子に坐りこんだままだった...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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