...彼女は毒口で人を傷つけることがある...
...彼の毒口には、誰も反論できなかった...
...自分の毒口が原因で友人と喧嘩してしまった...
...彼の毒口には、周りの人々が避けるようになっていた...
...毒口を利かないように、気をつけて話すようにしている...
...口惜しそうに毒口(どくぐち)を利(き)いた...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...」小林君は自分の毒口(どくぐち)を聞いて...
芥川龍之介 「京都日記」
...かつ顔に似合わない思切った皮肉や毒口(どくぐち)を連発するには呆(あき)れてしまった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...ただ毒口(どくぐち)をたたくほかはありませんでした...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...これで、つまるところ、わしの勝ちというわけだね」小男は息を切らしながら、毒口をたたいた...
江戸川乱歩 「影男」
...おかしくって……」緑川夫人が場所がらをもわきまえぬ毒口をきいた...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...そういう毒口を聞かせるよりも...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...此女の毒口にかゝつては...
徳田秋聲 「絶望」
...こんな毒口は楽屋うちで言い古されている毒口でしたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...ははははは」主膳は憎らしい毒口を吐きかけました...
中里介山 「大菩薩峠」
...如何(どう)して彼様(あん)な毒口(どくぐち)が云えた? あいらの眼で観ても...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...厭だ/\面倒だア!そんな毒口をついたら...
牧野信一 「毒気」
...主家に毒口を叩いて出ていった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...口から出まかせの毒口をきいてゐた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...「我儘者だ」とか「何も取柄のない女だ」などと平気でそんな毒口をきくような良人との間に...
宮本百合子 「行く可き処に行き着いたのです」
...政府の信任している大学教授に毒口を利いた偏屈ものである...
森鴎外 「沈黙の塔」
...馬鹿なことを!」打って変った毒口を投げつけるが早いか...
吉川英治 「剣難女難」
...最後の毒口をたたいた...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索