...毎夕の対酌に河村君は予に語った...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...*エチオピア事件でほとんど毎日毎夕の新聞に伊国首相や...
寺田寅彦 「柿の種」
...それにしても毎日毎夕類型的な新聞記事ばかりを読み...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...まだまだ恐ろしいいろいろの怪物を毎朝毎夕製造しては都大路から津々浦々に横行させているのである...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...偶然『毎夕新聞』の記事からその拘留せられた事を知り弁護士を頼んで放免の手続をしてやったのである...
永井荷風 「ひかげの花」
...僕の記憶する所では、新聞紙には、二六、国民、毎夕、中央、東京日日の諸紙毒筆を振うこと最甚しく、雑誌にはササメキと呼ぶもの、及び文芸春秋と称するもの抔(など)があった...
永井荷風 「申訳」
...六時雨の中を「毎夕」にたのまれて新音楽堂で一席やる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...毎夕の中林が、何とかいふ年鑑へ入れと三十円とられる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...毎夕そのことを考へながら小さな家に歸るのだつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...おそらく毎夕四合壜を一本宛晩酌にとるといふ先の宰相は...
牧野信一 「日本橋」
...御紀行毎夕読候而御同行仕候様に奉存候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「御紀行毎夕読候而御同行仕候様に奉存候」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...あの地方の“木挽(こびき)ぶし”といふ民謠がおもしろくて、毎夕、仕事がすむと、土地のおばあさんを呼んで、物ずきに、木挽ぶしを習つてゐたのだつた...
吉川英治 「折々の記」
...ぼくは東京毎夕新聞といふ社の編輯部にゐた...
吉川英治 「折々の記」
...やがて東京毎夕に勤めるやうになつた頃...
吉川英治 「折々の記」
...これは毎夕定刻に...
吉川英治 「三国志」
...大正十二年(1923) 三十一歳処女作「親鸞」毎夕出版部にて単行本となる...
吉川英治 「年譜」
...毎夕煤(すす)けた電灯が点(つ)く頃まで...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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