...御母君、お元気ですか?(asking about someone's health)...
...彼女は御母君のように振る舞うべきだ...
...彼が御母君に仕えている...
...その話は御母君には似つかわしくない...
...御母君に相談してみよう...
...大威徳明王(だいゐとくみやうおう)の御姿が御母君(おんはゝぎみ)の夢枕にお立ちになつたとか申す事でございますが...
芥川龍之介 「地獄変」
...母君の心配の種になつて居ると云つて居た...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...――――私はぢつとしてゐられない、風を歩いて、――そしてNさんを訪ねたが、予感した如く不在、父君母君と語る、親なるかなの感が深かつた...
種田山頭火 「其中日記」
...母君は普通の気量(きがさ)な...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...近衛公爵の故母君...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...母君(はゝぎみ)一ト度(たび)は惘(あき)れもしつ驚(おど)ろきもせしものゝ...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...お前さんも知ッてる通り母君(おッかさん)が死去(ない)のだから...
広津柳浪 「今戸心中」
...トムソンの母君と令妹が涙を溜め居るなり...
牧野信一 「サフランの花」
...斎宮(さいぐう)の母君の御息所(みやすどころ)が物思いの慰めになろうかと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...侍従もしかたなしに女王(にょおう)の母君の妹で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...東宮の母君の女御も人に負けぬ派手(はで)な方であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮はともに死にたいと思召す御様子でじっと母君の遺骸(いがい)に身を寄せておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮は手をおとらえになって泣く泣く母君を見ておいでになったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...母君が博士に物を言ひたがるといふ事である...
森鴎外 「半日」
...博士と母君とに物を言はせまいとするのが...
森鴎外 「半日」
...翌朝母君の御たのみで君の身體を診察した時は...
横瀬夜雨 「花守」
...母君(ははき)の国と呼んだのが...
吉川英治 「私本太平記」
...母君からよう申しおいて下され」笑っているそのお口で...
吉川英治 「茶漬三略」
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