...御母君、お元気ですか?(asking about someone's health)...
...彼女は御母君のように振る舞うべきだ...
...彼が御母君に仕えている...
...その話は御母君には似つかわしくない...
...御母君に相談してみよう...
...大威徳明王(だいゐとくみやうおう)の御姿が御母君(おんはゝぎみ)の夢枕にお立ちになつたとか申す事でございますが...
芥川龍之介 「地獄変」
...母君の心配の種になつて居ると云つて居た...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...「その御子を取る時にその母君をも奪い取れ...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...父君(ちヽぎみ)母君(はヽぎみ)が苦勞(くらう)の種(たね)の嫁(よめ)いりの相談(さうだん)かけ給(たま)ふごとに...
樋口一葉 「曉月夜」
...明日(あす)の朝(あさ)の邪魔(じやま)なればと母君(はヽぎみ)遠慮(ゑんりよ)して...
樋口一葉 「曉月夜」
...伯母君は我が上を歎げき歎げきて...
樋口一葉 「雪の日」
...まして母君のお失いになったのは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...斎宮に母君がついて行くような例はあまりないことでもあったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御母君の女御(にょご)は新帝の御代を待たずに亡(な)くなっていたから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...五十日の儀式に母君が尼姿でおいでになるのは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮は母君の所へ行こうとあそばされて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただ母君の容体がよさそうである点だけで少しの慰めを得ておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮は母君の煙におなりになった場所にせめて近くいたいと思召(おぼしめ)す心から...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そこで母君は、食事の時にお給仕をしながら話すより外には、博士と話すことは出來ないやうになつてゐるのである...
森鴎外 「半日」
...今に母君が寂しい部屋から茶の間へ嫌はれに出て來られるであらう...
森鴎外 「半日」
...その母君が非常な高齢でありながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...母君のご病気はどうなんです...
吉川英治 「三国志」
...死んだ祖母君といえど...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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