例文・使い方一覧でみる「母人」の意味

...『汝（そち）の母人（ははびと）も近頃（ちかごろ）は漸（ようや）く修行（しゅぎょう）が積（つ）んで... 『汝の母人も近頃は漸く修行が積んでの読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...それで汝（そち）の母人（ははびと）は... それで汝の母人はの読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...兎（と）も角（かく）も母人（ははびと）を瀑壺（たきつぼ）のところへ連（つ）れてまいるがよかろう……... 兎も角も母人を瀑壺のところへ連れてまいるがよかろう……の読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...父翁（とつさま）はいつぞや来（きた）られしが母人（かさま）はいまだ赤子（ねんね）を見給はざるゆゑことさらの喜悦（よろこび）ならん... 父翁はいつぞや来られしが母人はいまだ赤子を見給はざるゆゑことさらの喜悦ならんの読み方
京山人百樹刪定「北越雪譜」

...背中の子供に母人らしい何事をか言ひながらすれちがつて行く... 背中の子供に母人らしい何事をか言ひながらすれちがつて行くの読み方
鈴木三重吉「桑の実」

...母人（ははびと）よりも丸い方に私は思ったことだが……それはとにかく... 母人よりも丸い方に私は思ったことだが……それはとにかくの読み方
高村光雲「幕末維新懐古談」

...母人はまたよろしい方... 母人はまたよろしい方の読み方
高村光雲「幕末維新懐古談」

...二本榎の水本先生の母人の家へ他の薩州の人々と共に泊めてもらった...
内藤鳴雪「鳴雪自叙伝」

...もうその母人は大勢の男女の教場に臨んで... もうその母人は大勢の男女の教場に臨んでの読み方
内藤鳴雪「鳴雪自叙伝」

...そうしてこの母人はやはり江戸に残って... そうしてこの母人はやはり江戸に残っての読み方
内藤鳴雪「鳴雪自叙伝」

...うつくしい年増の母人もついて... うつくしい年増の母人もついての読み方
長谷川時雨「「郭子儀」異變」

...その母人の方がすつかり乘氣になつてしまつたのだつた... その母人の方がすつかり乘氣になつてしまつたのだつたの読み方
長谷川時雨「「郭子儀」異變」

...途（みち）のりが遠いほどに急いでやって下さんせ」お春は老いた母人をも... 途のりが遠いほどに急いでやって下さんせ」お春は老いた母人をもの読み方
三上於兎吉「艶容万年若衆」

...母人も悴の身の上を苦にして歿去したのであるが... 母人も悴の身の上を苦にして歿去したのであるがの読み方
三上於兎吉「艶容万年若衆」

...又は我が母人よりさまざまの昔話... 又は我が母人よりさまざまの昔話の読み方
水上瀧太郎「貝殼追放」

...母人ひとり縫物（ぬいもの）しておりしに... 母人ひとり縫物しておりしにの読み方
柳田国男「遠野物語」

...母人（ははびと）は旁（かたわら）に炭籠（すみかご）を置き... 母人は旁に炭籠を置きの読み方
柳田国男「遠野物語」

...母人は気丈（きじょう）の人なれば振り返りあとを見送りたれば... 母人は気丈の人なれば振り返りあとを見送りたればの読み方
柳田国男「遠野物語」

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