...貴殿御月番ゆえに...
直木三十五 「南国太平記」
...貴様の可愛ゆい殿御(とのご)の最期(さいご)のざまはこれだ」「どうぞお免(ゆる)し下さい」「しかし美(い)い女だな」「芹沢が迷うだけのものはある」藤堂と沖田とは面(かお)を見合せて...
中里介山 「大菩薩峠」
...貴殿御自身に迎えに行く心があったら...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを殿御が聞きつけてヨ...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんな男らしい男ぶりの殿御を...
中里介山 「大菩薩峠」
...十七姫御が旅に立つそれを殿御が聞きつけてとまれとまれと袖をひくそれでとまらぬものならば馬を追い出せ弥太郎殿明日は吉日...
中里介山 「大菩薩峠」
...殿御自身の御鑑定(おめがね)で御思召(おぼしめし)に叶った美人を一人だけ選び取られるので御座ります」「成程(なるほど)...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...殿御自身にて御鑑定(おめがね)に叶いました者を御留置(おとめお)き遊ばされる工夫が御座います」「それは何(ど)うするのじゃ」大膳正は乗出(のりだ)しました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...今更眞實(しんじつ)を知らせるのは殿御英明を傷つけるやうで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...R村々長殿御手紙拝見いたしました...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...わしゃ殿御に捨てられて...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...憎らしい口――顔立ちの美しい殿御(とのご)は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...大目付海塩忠左衛門殿御談被成候間...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...嫡子(ちゃくし)六丸(まる)殿御幼少なれば...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...自身に藤倉大和殿御夫婦を訪(おとな)ひ...
夢野久作 「白くれない」
...たのもしい殿御と...
吉川英治 「私本太平記」
...和殿御自身が、やがて、河内源氏の中興の武将となられればよいであろう」志操凛々(しそうりんりん)とみえるこの若公卿の熱情的なことばに、豊麻呂は十七歳の頃からすでに魅せられていた...
吉川英治 「私本太平記」
...――稀には殿御自身...
吉川英治 「新書太閤記」
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