...なんという殷々(いんいん)たる音律であろう...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...殷紅血を流すが如き夕燒の空を背にして進みゆくほどに...
大町桂月 「房州紀行」
...光栄と殷盛を想わしめるものであった...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...其の篇首の殷齊中也といふ一句は...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...殷墟の遺物によりて...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...同じく商頌の殷武篇には...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...今相有殷...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...彼は一年ぶりに殷(さか)んな都の炎熱と煤煙(ばいえん)を呼吸するのをかえって嬉(うれ)しく感じた...
夏目漱石 「門」
...葺屋町は殷賑なところで...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...一時はあれほど殷賑をきはめた夜の逃亡も...
原民喜 「壊滅の序曲」
...殷々たる砲声と、寺院の鐘と、人のどよめきが、入り乱れ、混り合い、空をどよもして響きわった...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...余威殷々(いんいん)...
穂積陳重 「法窓夜話」
...例えば殷(いん)の紂王(ちゅうおう)...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...殷(いん)の紂王(ちゅうおう)に従っていた悪来にも劣らぬ者だ)といわれ...
吉川英治 「三国志」
...殷直閣(いんちょっかく)から言って来た...
吉川英治 「新・水滸伝」
...現在よりは遥かに殷盛(いんせい)な小都会であったのではないかと思われる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...この地方の小首都らしい殷賑(いんしん)を呈してきた...
吉川英治 「平の将門」
...町屋の殷賑(いんしん)なさまや軒毎の営(いとな)みを見て...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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