...なんという殷々(いんいん)たる音律であろう...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...帝都最大の殷賑(いんしん)地帯...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...六千八百メートル!殷々(いんいん)たる砲声は耳を劈(つんざ)いて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...AH!殷賑(いんしん)をきわめる空の交通整理よ! 行ってしまった...
谷譲次 「踊る地平線」
...殷は夏に因り、周は殷に鑑み、周公に至つて大成した...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...水へ向っては殷賑(いんしん)を予想されるのでありますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...初めの五帝本紀(ごていほんぎ)から夏殷周秦(かいんしゅうしん)本紀あたりまでは...
中島敦 「李陵」
...『殷富門院大輔集』...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...一時はあれほど殷賑(いんしん)をきわめた夜の逃亡も...
原民喜 「壊滅の序曲」
...殷々(いんいん)たる砲声だ...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...武王已平二殷亂一...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...此処の市は殷盛(いんせい)なものであった...
柳宗悦 「全羅紀行」
...ろくな足(た)しにはならぬと退けられたのだが――事件(こと)の起りは自分が殷直閣(いんちょっかく)を殺したことにある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この地方の小首都らしい殷賑(いんしん)を呈してきた...
吉川英治 「平の将門」
...夏殷周三代に関する革命の物語よりも遅れて西紀前四世紀の前半ごろに現われたのであろう...
和辻哲郎 「孔子」
...衛霊公篇では邦(くに)を治める仕方についての顔淵の問いに対して、孔子が夏の暦、殷の車、周の冠、舜の楽などをもって答える...
和辻哲郎 「孔子」
...郷党の二篇には夏殷周の文化のことも堯舜の説話も全然出て来ない...
和辻哲郎 「孔子」
...しかし夏と殷とは明らかにし得なかったのである...
和辻哲郎 「孔子」
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