...続いて殷々(いんいん)と雷(いかずち)が鳴った...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...度を超えた干渉はついに米国を独立せしめた殷鑑(いんかん)があるでないか...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...殷(いん)鑑(かん)遠からず...
大隈重信 「日支親善策如何」
...お名まえは夏の禹王(うおう)よりも高く聞え御徳は殷(いん)の湯王(とうおう)よりもまさつているというべきであります...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...まちは殷賑を極める...
太宰治 「津軽」
...殷盛を極めたとかいふ話であるが...
太宰治 「津軽」
...AH!殷賑(いんしん)をきわめる空の交通整理よ! 行ってしまった...
谷譲次 「踊る地平線」
...殷墟の遺物の研究に進むであらうといふことが明かである...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...これは有名な誰でも知つて居ることで殷鑒不遠...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...その學派が殷の末孫たる宋に起つたに拘らず...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...いつも殷々(いんいん)として聞き取ることができるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...つづいて殷々(いんいん)轟々と天地の崩れる音...
中里介山 「大菩薩峠」
...大正末から昭和初頭の寄席不況時代も大阪の落語界はかなりに殷賑(いんしん)をきわめていた(事変後急に漫才を重点的に起用しだしてからこの東西の位置は顛倒(てんとう)しだし...
正岡容 「わが寄席青春録」
...大方は散りて殷紅(あんこう)色の花が一...
正岡子規 「病牀六尺」
...これが岡崎の殷富を致した基だと云ふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此処の市は殷盛(いんせい)なものであった...
柳宗悦 「全羅紀行」
...当時の殷盛(いんせい)をうかべた地表のさまは...
横光利一 「夜の靴」
...ろくな足(た)しにはならぬと退けられたのだが――事件(こと)の起りは自分が殷直閣(いんちょっかく)を殺したことにある...
吉川英治 「新・水滸伝」
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