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饗庭篁村 「木曾道中記」
...家(いへ)の内(うち)は不殘(のこらず)...
泉鏡花 「怪談女の輪」
...むかしここに榮えた人達が後に殘した藝術と信仰と...
薄田泣菫 「飛鳥寺」
...歸るや或は殘るやを』しかく宣んして眉あげて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...今でもはつきり目に殘つて居る...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...岩峰は平かな山上に砦の如く殘つたもので...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...「今頃島原の殘黨(ざんたう)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それにしても、さらはれた子が、一人殘らず、かき消すやうに見えなくなるのは容易なことではありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一つ殘らず開けて下さい」平次の號令に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...足跡を殘さずには近づけなかつたでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...殘るのは末席で呑んでゐた八五郎と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...死んでから後に借金も殘し度くないし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(陪審官(ばいしんくわん)は殘(のこ)らず目(め)を(みは)りました)『願(ねがは)くは陛下(へいか)よ』と云(い)つて軍人(ネーブ)は...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...横になつて見ると深酒(ふかざけ)の名殘は蒸暑く胸から上に押上げて來た...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...コンクリート建てのビルディングや土藏などの殘骸がポツリポツリと立つている...
三好十郎 「肌の匂い」
...ブルバラネクに居る船といふ船は殘らず大急ぎでかり立てられた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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若山牧水 「樹木とその葉」
...半ばは枯れ半ばはまだ葉を殘してゐるのも混つてゐる...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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