...僕自身にもまだロマンチックが澤山殘つてます...
石川啄木 「鳥影」
...編集局に唯一人殘つた...
石川啄木 「病院の窓」
...ただ僕がまだあの子に愛情が殘つてゐて思ひ切れなかつたのが惡いのでした...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...殘念で溜らないと云ふやうに...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...黄金(こがね)くしげのひとすぢを肩に殘しゝ「若(わか)き世(よ)」や...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...前夜ふかした煙草がまだ五六ぽん箱にはひつて殘つてゐるのを枕元へ置き忘れたままで番小屋へ出掛け...
太宰治 「思ひ出」
...今日僅かに殘つてゐる別録によれば...
内藤湖南 「支那目録學」
...これも今日殘存せる別録の殘篇に屡見えてゐる...
内藤湖南 「支那目録學」
...御米(およね)は廣島(ひろしま)と福岡(ふくをか)と東京(とうきやう)に殘(のこ)る一(ひと)つ宛(づゝ)の記憶(きおく)の底(そこ)に...
夏目漱石 「門」
...其邊に殘して置くものか」平次にさう言はれると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...多良井家に殘したまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...殘るのは下男の九郎助...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...抑も生物を殺すときの有樣を見て無殘なりと思ふ故乎...
福澤諭吉 「肉食之説」
...リード夫人は、私をみんなから仲間はづれにした、さうして、云ふには――「ジエィンを離して置かねばならないのは、殘念だ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私は、一人取殘された...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...より美しい彼女の足跡を殘していつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...名殘惜げに手巾を振廻し居りしと...
南方熊楠 「秘魯國に漂著せる日本人」
......
横瀬夜雨 「天狗塚」
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