...彼の名は子孫の殖えると共に...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...其の数は勘定の出来ない位に殖える...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...明日から頭数が一人殖えるんだ...
徳田秋声 「新世帯」
...殖えるものは、父を異にした子ばかりであった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...更に更に殖えるもよかろう...
豊島与志雄 「画舫」
...月に二割の利子は確実に殖える...
豊島与志雄 「程よい人」
...殖えるままに殖やし...
中里介山 「大菩薩峠」
...私も其時どういふものか私の家に女が一人殖えるといふことが決して悪い心持はしなかつた...
長塚節 「隣室の客」
...凝結核はとたんに二万個程度に殖える...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...ずつと殖えるに違ひない...
葉山嘉樹 「氷雨」
...したがって金が殖えるばかりちゅう旨(うま)い話だ(一八四四年版『ベンガル亜細亜協会雑誌』十三巻六二八頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...「お前もう何(なん)なんだろう?一人口が殖えると...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...一人ずつ児童頭割の教育予算がどの位殖えるか見よう...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...その他が第二次ので殖えるでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そんな慾ばった感じで血の殖える感じ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...雑人(ぞうにん)がわっと殖える...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...その慚愧(ざんき)をなぜ有為な身に、すぐれた腕に、鞭(むち)とせぬか」「立ち直って、身を固めたいと念じながら、持ったが病(やまい)、自暴(やけ)から自暴へ、持ちくずした身の傷は、癒(なお)るどころか、殖えるばかりで、今後のことも今となって、その冷(ひや)っこい川風の中で考えてみると……」「それや、無理もない...
吉川英治 「無宿人国記」
...中の嶋あたりに高層建築が殖えれば殖えるほど...
和辻哲郎 「城」
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