...彼女は残菊の美しさに魅了された...
...今年の秋は残菊を見に行きたい...
...夕暮れ時に庭で残菊を眺めていると、とても静かで落ち着く...
...都内の庭園で残菊の展示が行われている...
...残菊を描いた絵画が美術館で展示されている...
...ほそぼそと残菊のあり愛(あい)しけり十二月九日 七宝会...
高浜虚子 「六百句」
...さてこの折選に入りしもの一等に米光関月(よねみつかんげつ)の『千石岩(せんごくいわ)』二等に斎藤渓舟(さいとうけいしゅう)の『残菊(ざんぎく)』...
永井荷風 「書かでもの記」
...そこで庭へ下りて、残菊にしようか、柳にしようか、それとも冬至梅か、万年青(おもと)かなんぞと、あちらこちらをあさった揚句、結局、万年青が無事で、そうして豊富でよかろうというような選定から、座敷へ戻ってしきりに鋏(はさみ)を入れているうちに、これもいつしか三昧(さんまい)という気持に返って、お花の会の主席を取るような意気込みにもなり、ああでもない、こうでもない、この葉ぶりも面白くない、ではもう一ぺん庭をあさって、おもしろいのを見つけ出して来ようという気になっていると、折しも、前の庭の垣の外、いつぞや子供たちが凧(たこ)をあげて、ひっからませたあたりのところで、しきりに呼び声がしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...一ばん目の「残菊物語」のみよし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...結局「続残菊物語」にとゞめを刺す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「残菊物語」のバレスク場面...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...残菊の花香を匂わせたことだったろう...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...五節(ごせち)はもちろん、残菊の宴、重陽(ちょうよう)の会などは、恒例(こうれい)の宮廷年中行事であるが、選虫の会だとか、初雪見参などは、むかしからめったになかった御遊らしい...
吉川英治 「私本太平記」
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