...秋の庭に残紅が散っている...
...彼女の頬には、残紅のような紅潮が残っていた...
...残紅を見つけると、季節を感じることができる...
...残紅を集めて、風呂に入れるといい香りがする...
...家族でお墓参りをし、残紅を手向けた...
...「鸚鵡啄残紅稲粒鳳凰棲老碧梧枝」と名詞の位置を顛倒(てんたう)しなければならぬ...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...あつまれるは残紅(ざんこう)...
石川啄木 「閑天地」
...杜鵑(ほととぎす)の歌に斧(さびをの)に樹をきる如きひゞきして人を死ねよと鳴くほとゝぎす(花京)狂(くる)ひ女(め)が万古(ばんこ)の暗(やみ)に高空(たかぞら)の悲哀よぶとか啼く杜鵑(ほととぎす)(残紅)前の歌の才気めざましきはさもある事乍(なが)ら...
石川啄木 「閑天地」
...月の影の歌に幽(かく)り宮(みや)月(つき)のかげせしひと夜ゆゑ恋ひつゝわびぬこの年頃を(残紅)苑(その)古き木(こ)の間に立てる石馬の脊とわが肩の月の影かな(啄木)の二首撰に入りたれど...
石川啄木 「閑天地」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
便利!手書き漢字入力検索