...食事の残滓を飲み込むと危険です...
...この料理は残滓がないように作る必要があります...
...山火事の後には、残滓が香ばしい匂いを出すことがあります...
...最近、ストレスが原因で、頭痛と残滓感が続いています...
...経験とは要するに私の生活の残滓(ざんし)である...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...旧時代の残滓とも見るべきかくの如き特権は速やかに撤廃すべきである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...残滓(ざんし)のような陳述の不備を絶えず曝露すべきである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...老境――悪夢の残滓...
種田山頭火 「一草庵日記」
...いずれの先駆者にも除き尽すことの出来ない古い物の残滓(ざんし)である...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...彼等が伝統的に「常識」として持っている封建的残滓なのであって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...身を以てかかる中間的残滓の清算に当ろうと決心しているわけになるのである...
戸坂潤 「社会時評」
...大衆はその一通りの被デマゴギー性の残滓にも拘らず...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...一抹の残滓をも残さざらんことが望まれるばかりである...
豊島与志雄 「或る日の対話」
...それはまさしく封建主義的なものの残滓でしょう...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...残滓(かす)のように...
直木三十五 「南国太平記」
...しかも封建残滓を急速に脱落しなければならない日本に一つの一階程となるのではないかと私には思われた...
中井正一 「地方文化運動報告」
...言うに言われぬ甘美な哀愁の残滓を反芻していたのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...君達の思想にコビリ付いている先人の残滓(ざんし)...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...そういう過去の残滓との闘いの面にも払われなければならないものである...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...何か捨て切れない過去の残滓が遺っているのではないだろうか...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...残して行った文化の残滓(ざんし)やら人心の悪気流やら政治の組織やらも...
吉川英治 「源頼朝」
...このことからも残滓の排泄を知らないで...
蘭郁二郎 「植物人間」
便利!手書き漢字入力検索