...食事の残滓を飲み込むと危険です...
...この料理は残滓がないように作る必要があります...
...山火事の後には、残滓が香ばしい匂いを出すことがあります...
...最近、ストレスが原因で、頭痛と残滓感が続いています...
...経験とは要するに私の生活の残滓(ざんし)である...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...昨夜の残滓を飲んで食べる...
種田山頭火 「行乞記」
...アクは残滓的遺物だ...
種田山頭火 「其中日記」
...いずれの先駆者にも除き尽すことの出来ない古い物の残滓(ざんし)である...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...それでも時には見のがされた残滓(ざんし)らしいものが古人の連句にもしばしば見いだされる...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...彼等が伝統的に「常識」として持っている封建的残滓なのであって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...身を以てかかる中間的残滓の清算に当ろうと決心しているわけになるのである...
戸坂潤 「社会時評」
...東洋的精神乃至日本的精神の伝統に於ける反科学的精神に基く残滓は...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...しかし紙の焼けた残滓は始末の悪いものである...
外村繁 「澪標」
...それはまさしく封建主義的なものの残滓でしょう...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...社会経済学はそこに一つの残滓(ざんさい)を見...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この明治以後の百年ではどうしようもない封建性の残滓が...
中井正一 「大衆の知恵」
...言うに言われぬ甘美な哀愁の残滓を反芻していたのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...君達の思想にコビリ付いている先人の残滓(ざんし)...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...歓楽の残滓を嘗めて居る三十幾人の客の頭の上へ...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...何か捨て切れない過去の残滓が遺っているのではないだろうか...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...要するにそんなような種々雑多な印象や記憶の断片や残滓(ざんさい)が...
夢野久作 「木魂」
...残して行った文化の残滓(ざんし)やら人心の悪気流やら政治の組織やらも...
吉川英治 「源頼朝」
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