...左程残念にも思はなかつた...
石川三四郎 「馬鈴薯からトマト迄」
...その上、大利根博士がどこに行ったのか、姿が見えんではないか」4怪塔王の持っている磁力砲を負かすことが出来そうに思われるあべこべ砲が、大利根博士の秘密室の中にころがっていましたが、残念にも、あべこべ砲は壊れています上に、それを発明した大利根博士もいないのです...
海野十三 「怪塔王」
...残念にも怪人団のために頭をけられ...
海野十三 「怪塔王」
...残念にも口をきくことができません...
海野十三 「怪塔王」
...叫んだが……それは残念にも...
海野十三 「空襲警報」
...死か突撃(とつげき)か「――ところが残念にも...
海野十三 「大空魔艦」
...「きょうお連れしたロッセ氏は、電気砲学の権威です」と、私は紹介の労をとって、「ロッセ氏は、三ヶ月程前に、初速(しょそく)が一万メートルを出す電気砲の設計を完成されたのですが、残念にも、今日本では、それを引受けて作ってくれるところがないために、すっかりくさってしまわれたんです...
海野十三 「のろのろ砲弾の驚異」
...頑張って打電しました」「どこからか応答はなかったかね」「それが残念にも...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...少し残念にも思はれた...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...残念にも思はなかつた...
太宰治 「富嶽百景」
...私は別段その事を残念にも思っていない...
太宰治 「ろまん燈籠」
...頭中将に得意がられていることを源氏は残念にも思ったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...男はそれほど思っていないことでも恋の手紙には感情を誇張して書くものであるが、今の源氏の場合は、ただの恋人とは決して思っていなかった御息所が、愛の清算をしてしまったふうに遠国へ行こうとするのであるから、残念にも思われ、気の毒であるとも反省しての煩悶(はんもん)のかなりひどい実感で書いた手紙であるから、女へそれが響いていったものに違いない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...さすがに残念にも源氏は思うのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...残念にも思って煩悶しないではいられないではないか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかし残念にも全(すべ)ての期待ははずれた...
柳宗悦 「全羅紀行」
...残念にもその折はもう夕方で...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...残念にも四つの点で昔のものに劣るのを感じます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
便利!手書き漢字入力検索