...相手を殊更に意識する必要はないよ...
...この案件には殊更な注意が必要です...
...自分から殊更にアピールするのは得策ではないかもしれない...
...彼女は殊更に世間に気にされることなく生きている...
...失敗を避けるためにも、必要以上に殊更に気を遣いすぎず、自分らしい行動を心がけてください...
...その例外を殊更に色濃く描くのをひかえて見て貰ったら...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...吉野は眉間(みけん)の皺を殊更深くして...
石川啄木 「鳥影」
...殊更艶(なまめ)かしく見える...
石川啄木 「天鵞絨」
...殊更(ことさら)不満として口にするのを差し控えた...
上田広 「指導物語」
...殊更(ことさ)らにおどけた調子で...
相馬泰三 「野の哄笑」
...下腹部を殊更(ことさら)に前へつき出し...
太宰治 「虚構の春」
...ソレヲ見テルダケデモイヤダワ」「コンナ思イヲシテ生キテルクライナラ死ンダッテイヽサ」予ハ殊更ニ悲壮ラシク云ウ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...殊更に特異な感じや...
田山録弥 「文壇一夕話」
...十年以前自分が高等學校を退校される時分には白筋の制帽に衣服(きもの)袴(はかま)の汚れたのを殊更自慢に着けて居た書生が...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...殊更に自家用の風呂を所有することの出来る...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...殊更(ことさら)家内(かない)あけ放(はな)しにして...
樋口一葉 「われから」
...書留にしなかつたからと云ふことが殊更不安を感じさせるのであつた...
平出修 「公判」
...殊更にそんなことを云つた...
牧野信一 「環魚洞風景」
...」と純造はイヤな心を見せるのが悪いやうな気がしたので殊更に豪放を示した...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...何だか殊更に閑寂を悦ぶ...
牧野信一 「砂浜」
...「何か用なの?」私は殊更に急に冷かに...
牧野信一 「砂浜」
...それで殊更に上のような名を附けて見たのである...
牧野富太郎 「植物記」
...雪之丞とて、師匠の隣部屋に、宿る程の分際ではなかったが、弟とも、子とも言う、別種な関係があり、殊更、今度の江戸上りは、彼にとって、重大な意義があるのを、知り抜いている菊之丞故、わざと、身近く引き寄せて、置くわけだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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