...殆(ほと)んど有(あ)るか無(な)きかの...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...殆んど実効を挙げ得る案は無いのであります...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...自分の妻子――殆ど十六年間に六人の子を産ませた妻と生き殘つてゐる三人の子――をも嫌つてゐた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...此の分解的の言ひ方は殆ど英語に於いてのみ可能であると言はれてゐる...
高田力 「ベーシック英語」
...最近殆ど仕事らしい仕事してはれしません...
谷崎潤一郎 「細雪」
...殆ド同ジ種類ノ人間ノ足...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...この詔勅というものは『隋書』高祖本紀に見えている高祖の遺詔を殆どそのままに写しとったものであり...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...殆ど一種の豫言として國民に信ぜらるゝのみならず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...殆ど滑稽突梯に陥ると雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼(かれ)は殆(ほとん)ど其(そ)の脚力(きやくりよく)の及(およ)ぶ限(かぎ)り走(はし)つた...
長塚節 「土」
...この八畳間で殆んど全部の実験がなされるので...
中谷宇吉郎 「低温室だより」
...その時上り口の二畳は殆んど暗かった...
夏目漱石 「それから」
...イブセンを讀むには殆(ほと)んど差支(さしつかへ)ないでせう...
夏目漱石 「『傳説の時代』序」
...人口が極めて危殆(きたい)な状態にある...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...昔から自己完成と殆ど同意義に思われて居るのではあるまいか...
宮本百合子 「大いなるもの」
...連合の望みも殆どないというのも...
三好十郎 「斬られの仙太」
...主計は殆んど聞いていず...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...いまでは殆んどそういうことがないし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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