...予は殆(ほとんど)帰趣(きしゆ)を失ひたるかの感に打たれたり...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...民衆と接觸する殆ど唯一の時間である...
石川啄木 「我が最近の興味」
...之は文学を一段高い社会的背景からタタき直すような本当の文明批評などとは殆んど関係がないとさえ云っていい...
戸坂潤 「思想としての文学」
...今日の自然科学は殆んどその大部分の場合が...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ファッショ政治諸団体の殆んど無意味なヴァラエティーと同じく...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...砂糖黍をしゃぶることは殆んど出来ない...
豊島与志雄 「「自然」」
...殆ど絶えんとしましたが...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...殆んど皆是と同一の徑路を採つて居ることが餘程有力なる傍證になるのである...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其一)」
...これと殆(ほとん)ど前後して...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...彼女を失つて殆ど絶望の淵に沈んだが...
濱田耕作 「シュリーマン夫人を憶ふ」
...――私自身はまだ孤獨なんぞと云ふものがいかに手きびしいものだかは殆ど知らぬも同樣でせうが――そのリルケの羨望に近い氣もちは私にもいささか分かるつもりです...
堀辰雄 「七つの手紙」
...それは殆ど凡ての理論家によつてその抽象的本質を洞察されることなく...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...直(す)ぐに柔い物ばかり食べる事とこう思いますけれども胃の悪い時と腸の悪い時とは殆(ほとん)ど反対の食物を要するので...
村井弦斎 「食道楽」
...單に井上毅先生の字音假名遣説は殆ど金科玉條として立てられるやうでございますが...
森鴎外 「假名遣意見」
...それが悟性と意志とを殆(ほとん)ど全く麻痺(まひ)させてゐる...
森鴎外 「金貨」
...殆ど必ず渋江の家に立ち寄った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...当人にとっては殆ど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その殆んどつめになつた處に法師温泉はある筈である...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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