例文・使い方一覧でみる「歸」の意味
スポンサーリンク...兄樣もお歸省（かへり）になつたから先生に遊びに被來（いらしつ）て下さる樣にツて... 
石川啄木 「鳥影」
...彼の母は早くから郷里へ歸るといふ意見だつたが...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...そして、こツそりやつて來た客らしいのは、一人、二人づつ、もう、歸つて行くのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...叔母達（をばたち）は先（さ）きへ歸（かへ）るが...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...明朝を約して歸り去れり...
大町桂月 「常磐の山水」
...十六島は一望たゞ平蕪に歸して...
大町桂月 「北總の十六島」
...にこにこもので燐寸（マツチ）を弄くりながら歸つて來た...
薄田泣菫 「西大寺の伎藝天女」
...面白いぞ／＼』と考へながら與八に氣づかれぬ樣に先へ歸つた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...久し振りで里に歸つたやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから半刻も經たないうちに歸つて來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「親分」歸りを急ぐ途々...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ドブさらひや寶搜しは大嫌ひだ――さつさと歸つてくれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それが親許へ歸してくれないばかりでなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...容易に平次を歸してはくれません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...其の後彼は歸國して...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...彼の解釋學的立場の必然的な歸結として現はれるところの心理的分析の一方的な重視は...
三木清 「歴史哲學」
...深夜を奧多摩へ歸るうちに...
吉川英治 「折々の記」
...一度國に歸つてさうした異常な四周の裡（うち）に置かるゝ樣になると...
若山牧水 「樹木とその葉」
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