...ぼくも古画は大すきで、ひまがあると、博物館や寺院の宝物などを見てまわるのですが、歴史的な傑作が、こんなに一室に集まっているのを、見たことがありませんよ...   
江戸川乱歩  「怪人二十面相」 
...それは取りも直さず歴史的な意識の概念でなければなるまい...   
戸坂潤  「イデオロギー概論」 
...全く歴史的な又政治的な反動分子のたわごとに過ぎない...   
戸坂潤  「イデオロギー概論」 
...その歴史が結局――ブルジョアジーのその後の反動性と共に――非歴史的なものとしてしか把握されない...   
戸坂潤  「イデオロギー概論」 
...処が報道関係なるものは一切の歴史的な...   
戸坂潤  「現代哲学講話」 
...もっと一般的に超歴史的な普遍人間的範疇として(長谷川如是閑氏はそれを道徳的範疇と呼んでいる)...   
戸坂潤  「日本イデオロギー論」 
...ロシアでは人をなぐって痛めつけるのが、歴史的な、直接的で最も手近な快楽となっている...   
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」 
...単に特殊的なるもの単に歴史的なるものを越え行かねばならない...   
西田幾多郎  「絶対矛盾的自己同一」 
...しかもこの絶対的真理の開示は我々において歴史的なものとして受取られなければならぬ...   
三木清  「親鸞」 
...本質的に歴史的な行為的な道徳的真理は...   
三木清  「哲学入門」 
...歴史的なる人間」を知らないのである...   
三木清  「唯物史観と現代の意識」 
...それは歴史的なものであると共に非歴史的なものである...   
三木清  「歴史哲學」 
...非歴史的な見方に陷つたといふことも爭はれないのである...   
三木清  「歴史哲學」 
...という周囲の評価の自覚において諷刺の対象への芸術家としての歴史的な責任という点は些かかるく扱われた...   
宮本百合子  「旭川から」 
...歴史的な革命高揚の時期であった...   
宮本百合子  「カール・マルクスとその夫人」 
...その間違いが暗示している歴史的な階級的な現実の影響を作家が洞察することに深い意味が在るのである...   
宮本百合子  「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」 
...フランスが文学に於て示したリアリスムの力づよい歴史的な功績と比べて面白い...   
宮本百合子  「獄中への手紙」 
...芸術家の歴史的な質のちがいがかかって居りますね...   
宮本百合子  「獄中への手紙」 
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