...あの唐(とう)の崔(さいこう)の詩に「晴川歴歴(せいせんれきれき)漢陽樹(かんようじゅ)芳草萋萋(ほうそうせいせい)鸚鵡洲(おうむしゅう)」と歌われたことのある風景ですよ...
芥川龍之介 「或恋愛小説」
...歴史は好き嫌いの別なく自分の修養の世界でありましたし...
上村松園 「作画について」
...『水滸伝』や『三国志』や『戦国策』を襲踏した痕が余りに歴々として『八犬伝』中最も拙陋(せつろう)を極めている...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...この歴史的世界の「構造連関」のどこに影を潜めて了ったのだろうか...
戸坂潤 「科学論」
...実は歴史上未だ嘗て無かったとさえ云って好い...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...現在のブルジョア的・僧侶主義的・実証主義的・歴史主義的・又ファシスト的・其の他の色々の諸知識社会学は...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...『グードリッチの歴史書』『パァレー万国史』『ミッチェルの世界地理』『コルネルの地理』『ガヨーの地理』(その時分フランス語の発音が判らずガヨーをガヨットといっていた)『カッケンボスの物理学』『カッケンボスの天文学』その他色々な地図や算術書もあった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...そしてこの歴史は...
三木清 「親鸞」
...歴史は内から主体的に認識される...
三木清 「哲学入門」
...人間を「歴史に於て行動する」ものとして考察せねばならぬ...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...かくして個人主義的思惟から歴史的思惟への...
三木清 「歴史哲學」
...なほ事實としての歴史と存在としての歴史との關係に就いて起り易い誤解を防ぐために...
三木清 「歴史哲學」
...ニイチェは歴史が生に一定の仕方に於て――然し唯一定の仕方に於てのみ――奉仕し...
三木清 「歴史哲學」
...歴々として見ゆるならずや...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...これほど不平等な歴史観がありましょうか...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...いかなる災厄(さいやく)が除去せられようとしていたかを説いて「睡た」を流すということの必ずしも歴史なき空想でなかった例に引いて見よう...
柳田国男 「年中行事覚書」
...世界の歴史は戰爭の歴史であると言はれるやうに...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...今日の歴史の兩端を歩いた氣がした...
吉川英治 「折々の記」
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