...年々歳々これだけ訴える...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...年々歳々何の変化も無い様に思ふのは...
丘浅次郎 「人類の将来」
...人間の飲食物に対する嗜好は年々歳々高尚に趣くから...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...この短篇集、「晩年」は、年々歳々、いよいよ色濃く、きみの眼に、きみの胸に滲透して行くにちがいないということを...
太宰治 「もの思う葦」
...來る歳々を氣樂に送つて行く婆さんは...
谷崎潤一郎 「二月堂の夕」
...子がうまれたから句もうまれるといふ、万歳々々...
種田山頭火 「其中日記」
...万歳々々!途上点描(旅日記ところ/″\)五月六日――十九日――まるで地獄だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...小学生の万歳々々を聞いて涙ぐましく...
種田山頭火 「旅日記」
...年々歳々東西南北の諸大名が...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...庭の樹を見ても年々歳々同じからずして...
新渡戸稲造 「自警録」
...努(つと)めて幼少の時に描(えが)いた理想を養(やしな)うことは年々歳々(ねんねんさいさい)枯(か)れゆく心の色香(いろか)を新たむるの道であろうと信ずる...
新渡戸稲造 「自警録」
...年々歳々花相似...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...年々歳々のはてもない月日が...
本庄陸男 「石狩川」
...このように年々歳々その切株から芽出たせば...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...爾後(じご)予の嗜好は月々歳々に変じて...
正岡子規 「俳句の初歩」
...それが年々歳々徹底して...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...年々歳々新(あらた)でしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...江戸は年々歳々(ねんねんさいさい)の御触出(おふれだ)しあるがゆえに...
柳田国男 「母の手毬歌」
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