「歩度」の意味
歩く速度やペース
「歩度」の例文(場面別)
- 日常会話彼の歩度はとても速く、一緒に歩くのが大変だ。
- フィットネスウォーキングの際、適切な歩度を保つことが健康維持に役立ちます。
- ビジネスプロジェクトの進行歩度を早めるために、チーム全体で努力しています。
小説での「歩度」の使い方
...停車場に近づいた汽車はだんだんと歩度をゆるめていた...
有島武郎 「或る女」
...駈足(かけあし)にせよ歩度を伸べたる驅足にせよ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ある軍事学者は歩兵の歩度を一分間に七十五歩とすべきや七十六歩とすべきやを一大事として研究し「高地が大隊を防御するや...
石原莞爾 「戦争史大観」
...先に立つ幸太郎は、玉砂利のためと風のために歩きにくいらしく、歩度が遅い...
梅崎春生 「狂い凧」
...いそいで向き直って今までより歩度を速めて歩きだした...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...いままでより歩度をはやめて歩きだした...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...そのゆっくりした歩度に彼は足を合せました...
豊島与志雄 「白蛾」
...すると女は確に歩度を緩めるらしいんだ...
南部修太郎 「S中尉の話」
...一と飛びに三間ずつも跳ねてくる恐竜の歩度には敵(かな)わなかった...
久生十蘭 「地底獣国」
...熱いのを一杯、どうな?」そんな「当り矢」の言葉も聞きすてて、一層、歩度を伸ばした...
火野葦平 「花と龍」
...二人は急にその方へ歩度を早めた...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...だれか――」と自分の考えをまとめながら歩度をおとしてそう云った...
本庄陸男 「石狩川」
...あとから裾さばきの軽い外套をハイヒールが運んでゆく、歩度は急、颯爽、即ち颯爽がゆくのである...
三好達治 「銀座街頭」
...新聞を読みながら地下鉄へ降りてゆくのは、押出しは立派だが、とんと見当のつきかねる人物だ、革手袋、かうもり、歩度緩、さて何が何だか...
三好達治 「銀座街頭」
...何か考えているらしい緩やかな歩度(ほど)でコトリコトリと近付いて来るのであったが...
夢野久作 「怪夢」
...こんな無責任なだらしのない事でどうする……と自分で自分の心を睨み付けながらそろそろと歩度を緩めた...
夢野久作 「暗黒公使」
...お局外の長廊下を大書院へ近づくうちに次第次第に歩度が弛(ゆる)んで...
夢野久作 「名君忠之」
...ヘンリ王子の精神を受けついだジョアン二世が勢込んで黄金海岸から先へ歩度をのばそうとしている時であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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