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饗庭篁村 「木曾道中記」
...ほんとうの人間の道を歩むとともに...
高神覚昇 「般若心経講義」
...その時町を歩む私はもとの私ではあるまい...
戸川秋骨 「道學先生の旅」
...午前床屋をさがし歩む...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...夕餉の後日比谷公園を歩む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...墓地の小径(こみち)を並んで歩む折重ねてその名をきき直した...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...当時母家(おもや)の縁先から崖に沿うて庭の上を左手へ歩むと...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...この森を中に入り歩む心地...
中里介山 「大菩薩峠」
...そらごらんなさい」石門の中の真暗な洞窟を二町ばかり歩むと...
中里介山 「大菩薩峠」
...表町我が通る時裏町を君は歩むと足ずりをする足ずりをするは悔しがることである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...皆人の歩む所に続く路これとも更に思はぬを行く我が行く路は荊棘の路であつて...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...ほかの人生を歩むなんてアホだろ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...されど行手(ゆくて)を急ぎ路程を貪(むさぼ)り体力の尽くるまで歩むはかへつて俳句を得難(えがた)し...
正岡子規 「俳諧大要」
...ちょうど私達が慣れた道路を歩むのと同じです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...また人の先に立って歩むことを非常に嫌う...
柳田国男 「山の人生」
...彼女はやがて自分と同じ運命の路を歩むべき少女ゴオドと共に寂しい孤つ家に日を送つてゐる...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...しずかに歩むのが好(この)ましく...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「降らねばよいが」夜ごとにこの闇を歩む兄の身を思いやって祈るのだった...
吉川英治 「親鸞」
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