...語るよりも歩むというのがそれです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...医道を歩むことを...
高神覚昇 「般若心経講義」
...銀座を歩む...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...夕餉の後芝公園を歩む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...酔った人たちのふらふらとよろめき歩む間を自動車の馳過(かけすぎ)る外(ほか)には...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...町中(まちじゅう)の堀割に沿うて夏の夕を歩む時...
永井荷風 「夏の町」
...どこを歩むともなく歩み歩んで行きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...廊下に人の歩む音があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...この結晶の研究などは如何にも迂遠な路を歩むように見えるかも知れない...
中谷宇吉郎 「雪」
...一人で歩む長い将来には...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...この輩以前は徒歩したが百年ほど前北方から馬を伝え不断騎りいてほとんど足で歩む能わず...
南方熊楠 「十二支考」
...築地あり柿の木ありいつの日いづこにて見し路のくま……………………いまははや過ぎし日はかくも遠きか……………………われまた千里を旅ゆきてかの小徑をふたたびは歩むとも……………………いかにそはただわが愁ひをあたらしくするのみなるか私の問ひかけは...
三好達治 「霾」
...色様々なその間を歩む...
柳宗悦 「民藝四十年」
...而して常に現実に満足せざるべしてふ願慾を有しつゝあることを得たるは是れ実に久しく地下に眠つて再び与(とも)に現世を歩むこと能はざる此一友人の恩恵に帰すべきこと多きは余の好んで告白せんと欲する所なり...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...武蔵も決然、波打ち際を歩む...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...歩むともなく歩みだす人を追って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...しばらく、ま、まってください……」京橋河岸まで、四、五丁歩むと、郁次郎は、渇(かわ)いた声で、こう哀願した...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...私は身に沁みて来る寒さをこらえて歩むともなく川上へ歩いて行った...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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