...試煉の一生に於いては――涙と笑とを通じて歩む可き光と影との交錯せる一生に於いては――總ての個人が皆同一の運命を擔つてゐるのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...從つて天才には天才のみの歩む可き特殊の道があるに違ひない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...わが兒は歩む地の上に映つた小さな影に驚きむやみに足を地から引離さうともち上げて落て居るものを拾つたり...
千家元麿 「自分は見た」
...飛石の上を蟻が歩いているということは蟻としては当然歩むべきところを歩いているので...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...只朧げながら夢と現(うつゝ)の境を歩む身に...
高山樗牛 「瀧口入道」
...勃興の途を歩む国の都は何処となく浅薄な凄じさがあって...
辰野隆 「パリの散策」
... 165餓と渇とは迫り來て歩むに膝は惱むべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...原理的に夫々異った軌道を歩むように出来ている場合があるのである*...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...反つて曲線的の行路を歩む唯だ惡を知りて惡を行はず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...皺(しわ)だらけの老婆が髪を島田に結ひ顔には処々(ところどころ)に膏薬(こうやく)張り蓆(むしろ)を抱(かか)へて三々伍々(さんさんごご)相携へて橋辺(きょうへん)を歩む夜鷹(よたか)を写生したる画家なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...当時東京市中の私窩子(しかし)を訪(たず)ね歩むに...
永井荷風 「桑中喜語」
...庭には雑草生茂りて歩む可からず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...片側はわが歩む道さえ崩れ落ちはせぬかと危(あやぶ)まれるばかり...
永井荷風 「日和下駄」
...安全を贏(か)ち得るということはよく経験するところです――お雪ちゃんは歩むともなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...壁上(へきじょう)を歩む哨兵(しょうへい)の隙(すき)を見て...
夏目漱石 「倫敦塔」
...今も正しい手工藝の道を歩む...
柳宗悦 「民藝四十年」
...歩むこと七歩――曹操の眼くばせに...
吉川英治 「三国志」
...坦々(たんたん)と平地を歩むような愉しさである...
吉川英治 「新・水滸伝」
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