...飛び出したのと同じ歩きぶりだった...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...小刻みな歩きぶりといい...
有島武郎 「或る女」
...道をゆくにも内地の都会風なせせこましい歩きぶりをしない...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...その歩きぶりは、全くあてのない散歩でもしている様に見えるが、こうして蘭堂を退屈させて、尾行を思切(おもいき)らせる算段かも知れない...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...あのすばしこい歩きぶり...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...顔貌(かおかたち)歩きぶりは申すに及ばず...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...尊大なその歩きぶり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...まだまだびっこの歩きぶりを見ると...
壺井栄 「二十四の瞳」
...この武家の歩きぶりがつとめて勢いよく闊歩しているようなものだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...伊達に小刻みな歩きぶりが出来なかったばかりか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その歩きぶりは其等(それら)の凡ての条件を全うすべき資格をもっているのである...
室生犀星 「幻影の都市」
...ゆったりとした歩きぶりで...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...音をひそめた歩きぶりが却ってはっきりと意識にひびいたのである...
山本周五郎 「新潮記」
...やはりよちよちした歩きぶりであらわれた...
山本周五郎 「百足ちがい」
...ちょっと前跼(まえかが)みになるような歩きぶりで...
山本周五郎 「山彦乙女」
...歩きぶりまで違ったところはありません...
夢野久作 「白髪小僧」
...勇気づけられている歩きぶりであった...
夢野久作 「戦場」
...勿体(もったい)ぶった歩きぶりだし...
吉田甲子太郎 「負けない少年」
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