...だが武藤貞一氏の場合はその内でも云わば最も典型的だ...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...武藤氏のような戦争の形而上学の類は...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...おおかた拓務省の自動車や武藤家の自動車がうちの前まで並んでいたからであろう...
林芙美子 「落合町山川記」
...武藤邸の白い長い石崖(いしがけ)を出はずれると...
林芙美子 「落合町山川記」
...「隣りが武藤大将様のお邸(やしき)で...
林芙美子 「落合町山川記」
...武藤将軍はそんな支那通ではなかった...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...武藤・松村共に留守なので辞し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ハルミは武藤氏の態度を悉く嫌つて...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...私が訊ねると武藤氏は...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...かたはらから武藤君が...
牧野信一 「岬の春霞」
...碧山には先妻武藤(ぶとう)氏があつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...角館(かくのだて)附近ではテロロが鳴けば天気が好くなるというそうである(武藤鉄城君)...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...武藤清左衛門でござる...
吉川英治 「新書太閤記」
...問われたのを幸いに、武藤清左衛門は、なすべき礼儀を忘れ顔してすぐ答えに移った...
吉川英治 「新書太閤記」
...武藤清左衛門と大心院の漸蔵主(ぜんぞうす)ですと告げた...
吉川英治 「新書太閤記」
...(引用文は武藤元信氏の研究に敬意を表してその校定文を用いる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...これらの異本は語句の校定のためにすでに武藤氏によって用いられたものであるが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...自分はただ刊本「群書類従」において伝宸翰本を見たに過ぎぬが、武藤氏によると、堺本もまた「宸翰本に比ぶるに文字の異同こそあれ順序は全く同じく」、ただそのあとに宸翰本に存せざる景物人物、人の行為の批評などを加えたものであり、前田家本はかなり順序を異にするがしかし天然の現象、四季の風物、事と人の情趣、自伝的事件など同種の描写をまとめて記した点に着目すれば大体に傾向を同じくするものであるらしい...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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