...是に於て、革命軍の武威、遠く上野、信濃、越後、越中、能登、加賀、越前を風靡し、七州の豪傑、嘯集して其旗下に投じ、剣槊霜の如くにして介馬数万、意気堂々として已に平氏政府を呑めり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...雖レ然公之武威...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...就中(なかんずく)武威世に輝きし英吉利(イギリス)は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼の武威に壓せられて國書御受取あらば...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...決してペルリの武威に屈したとのみは考へられない理由の一つである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...シラクーザ(シュラクサイ)を中心として大いに武威を振るい...
野上豊一郎 「エトナ」
...その武威に、その文化に、東洋の新興民族として、全世界の眼を瞭(みは)らした日本人の化の皮は、その首都の名に於て、美事に引っ剥がされてしまったのであった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...と、武威をしめした...
吉川英治 「三国志」
...わが大国の気象も真の武威も知らんのでそんな囈言(たわごと)を申すとみえる...
吉川英治 「三国志」
...丞相の武威と温情に敵し難いことを悟って...
吉川英治 「三国志」
...「もう充分に蜀の武威をお示しになり...
吉川英治 「三国志」
...単なる征夷将軍の武威一徹とは大いに異なるものがある...
吉川英治 「三国志」
...四隣(りん)に武威(ぶい)をかがやかした武田(たけだ)の領土(りょうど)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...お館(やかた)の武威をもって進めば...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長の武威にも勿論慴伏(しょうふく)したが...
吉川英治 「新書太閤記」
...わが君の武威が増すわけでもありません」信長は...
吉川英治 「新書太閤記」
...日本の武威ととのえば馬揃えをなして上覧に供し...
吉川英治 「新書太閤記」
...大いに武威を謳(うた)っているうちに気が変になったという男の話があるが――今夜の裸男に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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