...この辺りは此頃、雪が降っていない...
...此頃はよく寒いので、コタツに入って暖をとることが多い...
...彼は此頃から英語の勉強を始めた...
...あまりにも長時間プレイしすぎて、此頃から頭が痛くなった...
...「此頃の若者はスマホに夢中になり過ぎだ」という調査結果が出た...
...此頃(このごろ)から參(まゐ)つて居(を)ります...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...此頃ちっとも家へ遊びに来ないよ」「ふうん...
海野十三 「雪魔」
...春三郎は此頃の照ちやんの活氣が無いのを見て頗る物足らなく思つて居た...
高濱虚子 「續俳諧師」
...路次を這入つた突當りより一軒手前の左つ側に此頃建つたと思はるゝ小ざつぱりした家が其であつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...此頃は小説は固より俳句すら作る勇氣のない墮落...
高濱虚子 「俳諧師」
...七月十六日曇、此頃は、日和癖とでもいふのか、午前中は雨模様、午後になると晴、頭痛がして困る...
種田山頭火 「行乞記」
...今日此頃の私の日課┌八時に郵便午前は仕事┤└十時に新聞午後は散歩...
種田山頭火 「松山日記」
...此頃は其筋の取締も厳重(げんじゅう)になったが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...朝草刈秋の田のかくめる湖の眞上には鱗なす雲ながく棚引く武藏野の秋田は濶し椋鳥の筑波嶺さして空に消につゝ(道灌山遠望)豆(さゝげ)干す庭の筵に森の木のかげる夕に飛ぶ赤蜻蛉水泡よる汀に赤き蓼の穗に去りて又來るおはぐろ蜻蛉秋の日は水引草の穗に立ちて既に長けど暑き此頃科野路は蕎麥さく山を辿りきて諏訪の湖邊に暑し此日は秣刈り霧深山をかへり來て垣根にうれし月見草の花同第二會七日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...「もう此頃ぢや信者達は皆こすうなり居つたで...
長與善郎 「青銅の基督」
...とぐろを巻いて煙草ばかり吸って居る此頃だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あそこのお宅は此頃火の車で大變なのよ...
林芙美子 「或る女」
...僕は此頃面白いんだよ...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...あたし此頃泌々と他所の人が羨しいわ...
牧野信一 「痴日」
...その中でも此頃あまり無くなつたのは躄です...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...ここいらでひとつ此頃流行の一手を學んで...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...早い話が此頃東京で二三囘引續いて會合があり...
若山牧水 「樹木とその葉」
...種々の期待に裏切らるる事に此頃では私も馴れて來た...
若山牧水 「比叡山」
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