...この辺りは此頃、雪が降っていない...
...此頃はよく寒いので、コタツに入って暖をとることが多い...
...彼は此頃から英語の勉強を始めた...
...あまりにも長時間プレイしすぎて、此頃から頭が痛くなった...
...「此頃の若者はスマホに夢中になり過ぎだ」という調査結果が出た...
...殊に此頃では資本家だとか役人だとかいふ者が出来て...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...此頃は馬鹿に竹山の宿へ行く...
石川啄木 「病院の窓」
...此頃では此村でも十五十六の嫁といふものは滅多になく...
石川啄木 「天鵞絨」
...おやとりつち詞を此頃覺えたからさういふのだと梅子が答へる...
伊藤左千夫 「奈々子」
...六波羅上下の武士が此頃の有樣を何とか見つる...
高山樗牛 「瀧口入道」
...何か用でもあるのか」うらめしげにぢツと見て「ハアあなた此頃はなぜ御前の方へいらツしやらないの」面倒くさそうに「だツてぢいさんのくだらない話が否で仕様がないからさ」涙声に力をいれて「うそばツかり」顔をしかめて「またそんな邪推をいふよ」腹立しげに「邪推ぢやありませんよ……あなたはもう私に秋風が立たのでせう」「馬鹿お言ひ...
田澤稲舟 「五大堂」
...此頃は鉄鉢をさゝげてあるく坊主も稀だし...
種田山頭火 「行乞記」
...――お彼岸団子が食べたいな!庵は鼠も生活難らしい(此頃また鼠が来てゐる)...
種田山頭火 「其中日記」
...此頃は丸で此方(こつち)の言ふことなどは取り合はないつて言ふ風だからな...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...――伍三郎は此頃どんな風にしてるか知らしてほしい...
豊島与志雄 「香奠」
...今年は秋に入りて殊に雨多かりし故にや此頃に至り葉頭野菊紫苑のたぐひに至るまで皆毛虫つきたり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...此頃(このごろ)になって...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...只(ただ)死損いの坂本を助ける為めに折角乗った此の船――しかも仲々仕事口(チャンス)のない此頃...
牧逸馬 「上海された男」
...「此頃はどうなの?」私は父のことを訊ねた...
牧野信一 「地球儀」
...それだのに此頃は...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...此頃のやうな怠惰な鬱屈の影はなかつた...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...此頃になつては澄んだ心で夢のやうな気がする...
牧野信一 「予が本年発表せる創作に就いて」
...村の青年會は此頃殆んどその用事のみに働いてゐる位ゐだ...
若山牧水 「熊野奈智山」
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