...藝術と思想との間に於いては此間隔が更に甚しいのは當然である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...此間の空しさと淋しさの感情は比ぶ可きものもない程である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...『此間(こなひだ)職員会議で...
石川啄木 「葬列」
...つい此間(こないだ)まで隠れていたんだが...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...孤島の産物は孤島相應の躰格しか持つことが出來ないものと見えて此間中から見る牛は殆んど狗ころでもあるかと思ふ程小さなものばかりである...
長塚節 「佐渡が島」
...此間(あひだ)の晩(ばん)...
夏目漱石 「それから」
...此間(このあひだ)から一二度此方(こつち)の方へ出(で)て来(き)て見た...
夏目漱石 「それから」
...此間(このあひだ)の鉢(はち)に水(みづ)を張(は)つて置いて...
夏目漱石 「それから」
...此間(このあひだ)三千代に逢(あ)つて以後...
夏目漱石 「それから」
...「此間(このあひだ)から行(ゆ)く行(ゆ)くつて云(い)つてる事(こと)は云(い)つてるのよ...
夏目漱石 「門」
...此間中(このあひだぢゆう)見(み)た樣(やう)に...
夏目漱石 「門」
...此間横浜のもので...
夏目漱石 「余と万年筆」
...此間から度々私共の小屋へ來て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此間から、私、そこへ行きたいと思つてゐたンだけど、お父さんが叱ると思つて默つてゐたのよ……」いゝところがあると云はれて、隆吉は何とも云へない氣持がした...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...此間のビール箱が...
牧野信一 「スプリングコート」
...此間彼が出京する時の彼と父とは...
牧野信一 「父を売る子」
...此間の消息を明にした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...たつた此間湿毒を下すと云つて用ゐた迹で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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