...「此間お前があんなに言つたので...
高濱虚子 「續俳諧師」
...「姉さんあなた知つてるでせうあの池永さんサ」「アヽアヽ」「此間汽車に乘り合はしてね...
高濱虚子 「俳諧師」
...此間、本堂の前で出会(でつくは)したから、お辞儀をしたが、黙つて莞爾(にこ/\)と笑はしやつた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...かの女はつい此間も窕子の用事でその對屋へと出かけて行つた...
田山花袋 「道綱の母」
...此間に一般人民の胸裡に染み込んだ敬神の念と共に養はれた尊王心は非常なものであると思ひます...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...此間(このあひだ)歌舞伎座で眼(め)に着(つ)いた時(とき)は...
夏目漱石 「それから」
...此間の翻訳を漸くの事で月末迄に片付けたら...
夏目漱石 「それから」
...「此間(このあひだ)拵(こしら)えた旦那樣(だんなさま)の外套(ぐわいたう)でも取(と)られ樣(やう)ものなら...
夏目漱石 「門」
...此間から入谷に世帶を持つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「あとで先生の家へ行つて見よう――此間亡くなつた御主人を診たのもその見石先生だね」「さうです」「ところで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たつた此間も愛妻論を新聞に書いて下すつたぢやないの?」「ふふん...
林芙美子 「或る女」
...此間まで懐中時計を重しに使つてゐたが...
牧野信一 「駆ける朝」
...つい此間彼と知り合ひになり...
牧野信一 「疑惑の城」
...「つい此間までは紫色だつたが...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...こんな事なら此間中何か西洋の物語本でも読むで置けばよかつたと私はつく/″\後悔しました...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...此間の晩は何処へ行つたの...
牧野信一 「妄想患者」
...それとも又その面が此間(こないだ)の震災で焼失していたらどうであろう...
夢野久作 「所感」
...此間に処するの苦心は如何ばかりぞ...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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