...此節は忙しいものと見えて...
伊藤左千夫 「姪子」
...此節差当百姓之困窮引比候得者...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...此節柄餘儀なき場合に付...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そうでなくてさえ此節は...
野村胡堂 「死の予告」
...宵から二階などへ上がつて居たのか――此節は御觸がやかましくて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此節は辻斬や追剥(おひはぎ)が出て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「親は、默つてそれを見て居たのか」「一人息子で、甘やかし放題、昔は堺御奉行(さかひごぶぎやう)の與力で、隨分鳴らした大野田仁左衞門ですが、此節は無役で、裕福に暮らして居ますよ」「それだけわかつて居れば、大したものだ、もう一と息押して見るが宜い、大野田の家を潰しても仕樣があるまいが、調べるところまでは調べて置きたい」錢形平次の本能が、このまゝでは濟みさうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此節は吉原まで荒し廻る」「達者だな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして不思議な事には、此節しげしげと、何処からか手紙が参りますの、その度に母さんは悲しそうに溜息をしていらっしゃるわ」「母さんは其事に就ては、何事も貴女に仰有いませんか」坂口は怪訝(いぶかし)そうに相手の顔を視守った...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...此地は此節花盛なり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...但止宿之事は此節奈何(いかゞ)可有御坐...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかし末の「止宿之事は此節奈何可有御坐」と対照して其義を暁(さと)ることが出来る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此節は閑無事(かんぶじ)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...)狩谷此節上野広小路へ御引越...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其(その)儘(まゝ)に而(て)此節は療治もやめ申候」と云ふ轉歸である...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...此節は只の船頭の女房も...
柳田國男 「瀬戸内海の海人」
...英國でも此節の人類學者の中に...
柳田國男 「蒼海を望みて思ふ」
...此節はお客が少いのでお泊りの方は斷つてゐる...
若山牧水 「熊野奈智山」
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