...後世(ごせ)の福(さいはひ)得べき身ぞ天(あま)つ御空(みそら)に此君を仰(あふ)ぎ見すらむ...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「忌々しき「死」の大君は」
...伊達政宗卿(だてまさむねきやう)の御哥に「さゝずとも誰(たれ)かは越(こえ)ん関(せき)の戸(と)も降(ふり)うづめたる雪(ゆき)の夕暮(ぐれ)」又「なか/\につゞらをりなる道(みち)絶(たえ)て雪に隣(となり)のちかき山里」此君は御名たかき哥仙(かせん)にておはしまししゆゑ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...「此君を守りつつ...
高木敏雄 「比較神話学」
...ありし昔の瀧口が此君(このきみ)の御爲(おんため)ならばと誓ひしは天(あめ)が下に小松殿只(たゞ)一人...
高山樗牛 「瀧口入道」
...父祖(ふそ)十代の御恩(ごおん)を集めて此君一人に報(かへ)し參らせばやと...
高山樗牛 「瀧口入道」
...此君楼君の句(草は月夜)に似てゐるけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...あはれなるは此君やといひしに...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...あはれ此君(このきみ)が肺腑(はいふ)に入(い)りて秘密(ひみつ)の鍵(かぎ)を我(わ)が手(て)にしたく...
樋口一葉 「曉月夜」
...此君(このきみ)にあたる人(ひと)あるまじと見(み)えけるが...
樋口一葉 「曉月夜」
......
樋口一葉 「さをのしづく」
...す薦(ごも)敷き青菜煮もてきうつばりにむかばき懸けてやすむ此君食事の時の有樣なるべし...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
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