...家族にとっては此の上もない苦痛であった...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...それをはあ此の上何が要るだね?』さうして此事件は終つた...
石川啄木 「我が最近の興味」
...もう此の上無事に一緒になる道が開いてゐなくともいゝと云ふまで音を立てゝ一しよに引きつけ合ふんです...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...此の上を歩いておると...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...構えて秀次ほどの者に此の上の耻を掻かすなよ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...此の上もない仕合わせでござりますがと云うと...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...凡そ軍人としては此の上もなき最高の位置及び之れに伴へる君寵を享け...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...此の上政府と衝突して解散を重ぬるは国家の不利益なりと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...出來た材料が果して目的通りのものであるか否かを充分試驗せずして使用する事は此の上もない危險であります...
豊田喜一郎 「準備は出來たトヨタは邁進します」
...西洋人は日本をば此の上もない美しい夢の國だと獨斷して居る...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...此の上なく魅力に富んだ怪奇な物語の構成と...
中島敦 「光と風と夢」
...彼の・唯一無二の・此の上なく楽しい制作方法であった...
中島敦 「光と風と夢」
...暖かい日は土いぢりの芋掘りには此の上もない日和である...
長塚節 「寫生斷片」
...此の上に載つてる顔――額には動物園の猿のやうな皺が深く刻まれ...
中原中也 「校長」
...謎を遺して美女は去った「俺は此の上我慢が出来ない...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...此の上取つて押へ樣は無いが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...消極のどん底から此の上ない積極的な気持ちへ宙返りするときがある...
平林初之輔 「人造人間」
...死んでも本望――此の上何を望むべきか...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
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