「此」の意味
これ、この
小説での「此」の使い方
...此(この)室(へや)の畳の古い事...
石川啄木 「天鵞絨」
...『雷が此処に聞えるまでに十二秒かゝつたよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...此の不幸な噴火は...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...さればかゝるはかなき冊子(さうし)に此 御神の事を記(しる)すはいともかしこけれど...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...此夫妻は、後の巨人族の祖たること、ノアとドイカリオンとが、洪水後の人類の祖たるが如し...
高木敏雄 「比較神話学」
...をばさんが此頃自分の下宿してゐるうちの娘が美しいと言つて自慢してをつたが若しあの娘がそれであらうか...
高濱虚子 「俳諧師」
...さりながら此れと同時に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...あめりかハ洵(まこと)ニ能ク此等ノ目的ニ副(そ)フモノナリキ...
中里介山 「大菩薩峠」
...此迂遠な教育を受けたものは...
夏目漱石 「それから」
...代助は此(この)ヂレンマの間(あひだ)に徊した...
夏目漱石 「それから」
...曖昧ながらわざわざ此字面を拝借したのである...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...此(この)僧(そう)は若(わか)いに似合(にあ)はず甚(はなは)だ落付(おちつ)いた話振(はなしぶり)をする男(をとこ)であつた...
夏目漱石 「門」
...朝のうちは此処(ここ)にいると本当に気もちが好い...
堀辰雄 「「美しかれ、悲しかれ」」
...池のふちから此方を眺めていらつしやるんですか?」私は平伏したまゝ...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...つい此間まで帝大の学生とかといふ男があつたらしいんだ...
牧野信一 「妄想患者」
...此書は世間に多く存せぬらしく...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...眼前の不可思議此(かく)の如し...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...此鳥の一群が來ると...
吉江喬松 「山岳美觀」
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