例文・使い方一覧でみる「此」の意味


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...さうして悲しむ可き自覺は...   さうして此悲しむ可き自覺はの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」

...我は一生を戀に委(ゆだ)ぬとも可なり...   我は一生を此戀に委ぬとも可なりの読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」

...度はしなく生田花世氏と安田皐月氏の論文によつて私は始めて本当に考へさゝれたけれどもそれとても矢張両氏のお書きになつたものを土台としての自分の考へでまだちやんとした貞操観にはなつてゐない...   此度はしなく生田花世氏と安田皐月氏の論文によつて私は始めて本当に考へさゝれたけれどもそれとても矢張両氏のお書きになつたものを土台としての自分の考へでまだちやんとした貞操観にはなつてゐないの読み方
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」

...祇園の百倍の繁華を描く...   此祇園の百倍の繁華を描くの読み方
高濱虚子 「俳諧師」

...萬一若君御誕生とも相成らばの後殿下との御仲は如何あるべき...   萬一若君御誕生とも相成らば此の後殿下との御仲は如何あるべきの読み方
谷崎潤一郎 「聞書抄」

...さうでもしなければ駄目だからね」「つまり、東京なら、車で運ぶところを、処では、かうして町に出すのね...   さうでもしなければ駄目だからね」「つまり、東京なら、車で運ぶところを、此処では、かうして町に出すのねの読み方
田山録弥 「島の唄」

...家の主人(あるじ)は彼小笠原に剣を抛(なげう)つ可く熱心(ねっしん)勧告(かんこく)したが...   此家の主人は彼小笠原に剣を抛つ可く熱心勧告したがの読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...商人は娘を連れて千四百ヱルストの道をわざ/\来た...   商人は此娘を連れて千四百ヱルストの道をわざ/\来たの読み方
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」

...そしての地方を完全に統御するまでの其の來歴が各神社の状態に依つて分るのであらうと思ひます...   そして此の地方を完全に統御するまでの其の來歴が各神社の状態に依つて分るのであらうと思ひますの読み方
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」

...わたくしは句を黙誦(もくしょう)しながら...   わたくしは此句を黙誦しながらの読み方
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」

...彼方方手入れをする序(ついで)に...   彼方此方手入れをする序にの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...――部屋に寢て居たのは...   ――此部屋に寢て居たのはの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...ところでの点に就いては私は甚しく楽観的でした...   ところで此の点に就いては私は甚しく楽観的でしたの読み方
浜尾四郎 「悪魔の弟子」

...繰り返へすが如くにして必しも繰り返へさず...   此繰り返へすが如くにして必しも繰り返へさずの読み方
原勝郎 「足利時代を論ず」

...顯家は靈山に居つて下知を傳へ...   此顯家は靈山に居つて下知を傳への読み方
原勝郎 「日本史上の奧州」

...方(こっち)は一生懸命禁酒の熱心だから...   此方は一生懸命禁酒の熱心だからの読み方
福澤諭吉 「福翁自伝」

...戦争以外のの世のあらゆる現象も...   戦争以外の此の世のあらゆる現象もの読み方
三好十郎 「恐怖の季節」

...有醵金影刻本之挙...   有醵金影刻此本之挙の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

「此」の読みかた

「此」の書き方・書き順

いろんなフォントで「此」

「此」の英語の意味

「此なんとか」といえば?  


ランダム例文:
ああでもないこうでもない   死に損ない   着火  

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