...ビールに苦い味を与えるために不正直な醸造者はホップの代わりにカシアとニガヨモギ(wormwood)を使った...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...その向うを張るのを正直な誇りとしてゐるのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「俺はお前の正直なのを信じているよ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...あの人は正直ないいかたですよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この銀の器(うつわ)は正直な人間になるために使うのだとあなたが私に約束したことは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「あなたは正直な人間になることを私に約束なすった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...正直ないかめしい顔の兵士ら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...時としてはこの正直なる男(ルイ・フィリップ)の本心は息を止めた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかしもし一点不正直なところが津田に残っているとすると...
夏目漱石 「明暗」
...物を隠すことを知らない正直な人達の顔を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お秀さんには恩になっていますから」猪之松の正直な眼が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あの方は善良で正直なお方でした...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...先づ私の正直なところである...
堀辰雄 「小説のことなど」
...でもスピード夫人は正直な女性だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...これも津和野人の正直な處だと云つて好からう...
森林太郎 「混沌」
...正直な叔父は驚きあわてて奥の父親へ告げた...
吉川英治 「三国志」
...孔明にも勝るところの人物を挙げてその職にあたらせていただきとう存じます」彼の正直なことばを孫権もそのまま容れて...
吉川英治 「三国志」
...はっと答えぬばかり正直な態度で...
吉川英治 「源頼朝」
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